赤ちゃんは飛行機にいつから乗れるのでしょうか?
赤ちゃんを飛行機に乗せて、耳や脳への悪影響はないのか、さらに感染や放射線の被爆なども考えると不安になってきます。
また、離陸するときに泣いたら周りの客に迷惑になるだろうと心配にもなってきます。
今回はそんなあなたに、少しでも不安を少なくするようなポイントをお伝えします。
赤ちゃんは飛行機にいつから乗れる?
赤ちゃんは何歳から飛行機に乗れるのでしょうか?
2歳でしょうか、1歳でしょうか、0歳でしょうか、それとも生後1ヶ月でしょうか?
年齢制限はあるのでしょうか?
基本的には、生後10日前後で飛行機に乗れるようです。
ただし、JAL/ANAをはじめ各航空会社でじゃっかん条件が異なっていますので、それぞれの航空会社に直接問い合わせたほうが安心です。
生後間もない幼児は、同伴者の膝の上に座らせて抱っこするような体勢で座ることになります。
注意していても気がつかないうちに赤ちゃんが前の席を蹴ってしまうということもあるでしょう。
なので、前の席に座るお客や周りのお客にあらかじめ挨拶をして了承を得ておくと少し気が楽になるでしょう。
赤ちゃんが「泣いたらどうしよう」「泣き止まない場合は困るな」「グズグズいいだしたら嫌だな」「体調が悪くなったら大変だ」などいろいろと心配・不安になるでしょう。
でも、機内でのサポートが大変充実していますので、長距離の空の旅行でもそれほど心配や不安にならなくても大丈夫です。
なお、理想をいえば、最低1ヶ月健診を済ませたタイミングや各種の予防接種を受けた後のタイミングがのぞましいといわれています。
赤ちゃんを飛行機に乗せたときの耳(鼓膜)、脳への悪影響は?
赤ちゃんを飛行機に乗せたときの体への影響も心配になります。
「耳への影響はどうなのか?」「脳への影響はどうなのか?」
「ばい菌やウイルスに感染しないか?」「放射線による被曝の悪影響は?」
他にもいろいろと心配や不安なことで頭がいっぱいになるでしょう。
実際はどうなんでしょうか?
こたえは、専門家や多くの人の体験談からいえることは、赤ちゃんを飛行機に乗せても、ほとんど悪影響はないとのことです。
中には、「鼓膜が破れるんじゃないか」「脳の病気になってしまうんじゃないか」と危険性を意識しすぎてしまう人もいるかもしれません。
でも、それは取り越し苦労です。
機内は人に優しい環境となるよう厳重に管理されていますし、スタッフのサービスや対応も徹底されています。
そして何よりも赤ちゃん自身の生命力は想像以上にすぐれていますから、
飛行機に乗るというだけで、からだのどこかが障害を受けることはないでしょう。
赤ちゃんを飛行機に乗せるとき耳抜きのコツとは?
そうはいっても、やっぱり耳への影響が心配になるかと思います。
鼓膜が破れたり、三半規管が損傷を受けるなんてことはまずないのですが、
やはり気圧の変化による耳への影響はあります。
飛行機が離陸して上昇していくと、気圧の変化が生じます。
この変化に伴い、鼓膜に耳の中から外側に向かう圧力がかかります。
このとき、耳が詰まった感じや耳が痛くなったりします。
ちなみに、このような症状を航空性中耳炎とよばれることもあります。
このような症状があらわれたとき大人は比較的簡単に耳抜きができますが、赤ちゃんはできません。
なので、同伴者が赤ちゃんの耳抜きを手伝ってあげる必要があります。
では、どうすればよいのでしょうか?赤ちゃんの耳抜きのコツはあるのでしょうか?
赤ちゃんの顎を動かしてあげると耳の違和感や痛みが軽減する場合が多いそうです。
なので、赤ちゃんに対する耳抜きは、水やミルクや母乳を与えてあげることがコツです。
なお、離陸するときに耳の違和感を感じる赤ちゃんが多いそうなので、
このタイミングで水やミルクや母乳をあげるといいそうです。
ただし、母乳をあげることは難しいと思いますので、ミルクをあげるほうがいいでしょう。
CAさんにお願いすればミルクをつくってもらえるサービスがありますので、事前にお願いしておくとよいでしょう。
それから、離陸のタイミングまでに、赤ちゃんを寝かせることができたら、起こしてまで耳抜きをさせる必要はないそうです。
さいごに
私も飛行機にのる機会がありますが、赤ちゃんをつれたお客がいる機内に同乗した経験があります。
そのとき、赤ちゃんがけっこう泣いていました。
同伴者は周りの迷惑になっていないか、クレームをいってくるお客がいないかと焦っていたと思います。
ここで現役セラピストの立場からちょっとアドバイスを。
赤ちゃんは抱っこしている人の状態を敏感に察知して、同調します。
抱っこしている人が焦れば焦るほど、赤ちゃんも焦ります。
抱っこしている人の心臓がドキドキ・バクバクするほど、赤ちゃんもドキドキします。
抱っこしている人がイライラするほど、赤ちゃんもイライラします。
なので、難しいかもしれませんが、赤ちゃんが泣き出したときほど、抱っこしている人は落ち着くように、おだやかになるように意識することがポイントです。
以上、今回は赤ちゃんを飛行機に乗せるときの注意などを中心にお伝えしました。
最後までごらんになっていただき、ありがとうございました。