「休んでもなかなか疲れが抜けない」と悩んでいませんか?
- 毎日の仕事は主に立ち仕事。特に脚がつかれている
- 毎日、全身を使った仕事をしている。この仕事も長いので、もう身体はボロボロ
- 一応休みの日はあるけど、休みの日は寝てばかり。寝ても寝てもなかなか疲れがとれない
- 毎日、寝不足。朝、目が覚めると昨日までのつかれが抜けていないせいか、からだがだるい、重い
- 休んでも疲労が抜けなくて困っている。少しでも疲れが取れる方法を知りたい
- 疲れをうまくとっている人はいるんだろうか?いるのならその効果的な方法を教えて欲しい
なかなか疲れが抜けないと、せっかくの休みを棒に振ってしまったりして、人生を楽しめませんよね。
今回は、そんな悩みをかかえているあなたに向けて、役立つ3つの対処法をお伝えします。
貴重な休みを無駄にしないための3つの対処法
重力と闘って疲れている筋肉にやさしい圧を加える
私たちの体には、気がつかない間にけっこう疲れているところがあります。
どこだと思いますか?
それは、抗重力筋という筋肉群です。
抗重力筋とは、目に見えない重力に逆らって私たちの体を立たせたり、動かしたりしてくれているありがたい筋肉(群)です。
主に、背中や脚にあります。
この抗重力筋自体が疲れていることが問題なのですが、実はさらに問題になることがあります。
それは、抗重力筋から疲れいているという信号が脳に送られ続けていることです。
その疲れているという信号が絶えず脳に送られていると、脳も疲れてしまい、はたらきが悪くなってしまいます。
脳のはたらきが悪くなってしまうと、自律神経や免疫やホルモン分泌などのはたらきにも悪影響をおよぼすようになってしまいます。
そのあらわれのひとつとして、体の疲れがなかなか抜けないという感覚がでるようになります。
では、どうしたらいいのでしょうか?
具体的なやり方を紹介しますね。
1.次にしめす筋肉をストレッチします。
背中の筋肉、お尻の筋肉、太ももの筋肉、ふくらはぎの筋肉
ストレッチといってもあまり難しくとらえずに、簡単なやり方で十分です。
(1)ゆっくりと筋肉を伸ばしていく
(2)気持ちがいいと感じる状態のまましばらく止める
(3)ゆっくりと筋肉を戻ししていく
これでOKです。
2.1でしめした筋肉にやさしい圧を加えます。
(1)てのひらで筋肉にそっと触れます
(2)ゆっくりと圧を加えていきます
(3)ちょっと硬いかなという感覚がでたらそのまま5秒ぐらい止めます
(4)ゆっくりと圧をぬいていきます
背中の筋肉など自分ではやりにくいと思いますので、できるだけ誰かに手伝ってもらいましょう。
最低1時間に1回、耳-肩-骨盤のラインをまっすぐにする
ふだんから体の角度に注意するといいです。
なぜなら、ちょっと角度がつくだけで体にかかる負担が何倍にもなってしまからです。
例えば、下を向いていくと横からみたとき首の角度が大きくなっていきますが、
その首の角度が30度になると4~5倍に、60度になると5~6倍もの負担がかかるという研究報告があります。
パソコンやスマフォを使っているときは下を向くことが多く首の角度が30度とか60度ぐらいになっていますよね。
そうすると、4~6倍もの負担が首や肩や背中にかかっているわけですから、
それは筋肉が疲れるのは当然ですよね。
実はこんなに筋肉が疲れているのに、その原因である体の角度にあまり気づいていないことが問題なんですよね。
では、普段どうしたらいいのでしょうか?
具体的な対処法をお伝えしますね。
1.横から体をみたとき、耳の位置と肩の位置をあわせる
こうすると、首や肩や背中の筋肉の負担が最も減ります。
2.下腹をへこませ、腰の筋肉を伸ばすようにします
こうすると、骨盤が立つようになり、背中や腰やお尻の筋肉の負担が減ります。
3.立つときや歩くとき、足の裏小指側に体重を乗せずに、足の裏親指側に体重を乗せるようにします
けっこう多くの人が足の裏小指側に体重をのせています。
特に女性は多いです。
足の裏小指側に体重をのせていると、体が不安定になり体の筋肉が倒れないようにものすごくがんばらなければなりません。
そのため、疲れやすくなってしまいます。
足の裏親指側に体重をのせていると、体はしっかりと安定し、体の筋肉が楽になり疲れにくくなります。
夜寝る前に、お尻の穴を締めたり緩めたりする深呼吸を行う
なぜかというと、このような呼吸をすることによって、自律神経の副交感神経が刺激されるようになり、体を回復するはたらきが活性化されるからです。
では次に、具体的なやり方を説明しますね。
1.顔をあげて背筋をのばして、いわゆる良い姿勢をとります
仰向きで寝てやってもいいです。
2.ゆっくりと息を吐き出します
3.ゆっくりと息を吸っていきます
このとき、下腹を少しへこませながら、お尻の穴を締めていきます
4.もう息を吸えなくなったら、ゆっくりと息を吐いていきます
このとき、お尻の穴を緩めていきます
息を吸う時間よりも息を吐く時間を長くしたほうがいいです
5.3と4の動作を好きな回数、繰り返します
この呼吸を行っていると、副交感神経がはたらきやすくなるため、だんだん眠くなってきたり体を回復させる機能がはたらきだします。
さいごに
今回、なかなか抜けない疲れをとり、本来の体の状態に回復させる方法を3つ紹介しました。
ぜひこれらの方法を毎日の習慣にしてみてください。
そうすると、体が軽く感じてきたり、朝はパッと起きられるようになったり、すがすがしい感じがでてくるようになってきます。
最後までごらんになっていただき、ありがとうございました。