家族全員がインフルエンザに感染し、発熱して寝込んでしまったら家庭がまわらなくなり大変です。
インフルエンザが家族感染しないために、インフルエンザウイルスの潜伏期間にどのように対処すればいいのでしょうか?
また、残念ながらインフルエンザに家族感染した場合、仕事に出勤する、出勤しないはどのように決めればよいのでしょうか?
インフルエンザの家族感染が心配、潜伏期間はどのくらい?
インフルエンザにかかってしまったときの流れは簡単にいうと次のようになります。
インフルエンザウイルスに感染する → インフルエンザウイルスと免疫力が対決する(潜伏期間) → 免疫力が負けると初期症状(体の不調)があらわれる
ここにあるように感染から初期症状までの間に、潜伏期間があります。
では、インフルエンザウイルスの潜伏期間は何日くらいでしょうか?
だいたい1日~3日くらいといわれています。
新型インフルエンザウイルスに感染した場合などは、少し長くなって7日くらいになるといわれています。
潜伏期間内は特に体の不調など症状があらわれません。
家族の誰かがインフルエンザの初期症状があらわれてから1週間ぐらいたっても症状があらわれてこないときは、
潜伏期間中に免疫力がインフルエンザウイルスに勝って、インフルエンザにかからなかったと判断していいでしょう。
ちなみに、インフルエンザウイルスの感染力はすごいので、同じ空間にいる家族はほぼ100%の確率で感染します。
感染のタイプは、飛沫感染がもっとも多く、他に空気感染、接触感染があげられます。
1回のくしゃみで約200万個、1回の咳で約10万個もの大量のウイルスが空気中に飛び散るそうです。
目に見えないからわかりませんが、こんなにも大量のウイルスがウヨウヨしていることになります。
なので、かなり高い確率でほぼ確実にウイルスに感染してしまうようです。
症状がでない人は、ウイルスに感染しても免疫力とか抵抗力とよばれている力がよくはたらいてくれるので症状がでないのです。
インフルエンザの家族感染を予防する対処法とは?
そうはいっても、できるだけウイルスに感染することを予防したいですよね。
できるだけ家族にひろがらないよう家族感染を防ぎたいものです。
では、家族感染を防ぐにはどのような対処をとれば少しでも感染する確立が低くなるでしょうか?
初期症状がでた家族を隔離する
インフルエンザの初期症状(発熱、関節の痛み、悪寒、頭痛など)がでた家族を他の家族とは別の空間に隔離します。
小さい子供はかわいそうですが、感染拡大を防ぐためにしかたがありません。
熱が下がっても3日間くらいはまだ感染する可能性があるといわれていますから、できれば1週間くらいは隔離しておいたほうが安全です。
家族がよく触れるようなものに触れさせない、触れない
接触感染をできるだけ防ぐために、家族がよく触れるようなもの(ドアノブ、食器、タオルなど)に触れさせない、触れないようにしましょう。
なお、インフルエンザにかかった人が鼻をかんだティッシュはそのままゴミ箱に捨てずに、ビニール袋などに包んでから捨てるようにしましょう。
よく手洗いをする
実は、手を洗うだけではウイルス感染を防ぐことはほとんどできないのですが、感染防止の一部は期待できるので、
洗わないより洗ったほうが感染する確率が低くなります。
マスクを着用する
マスクを着用しましょう。
マスクをしても微小なウイルスを防ぐことはできないといわれていますが、
これも、マスクをしないよりしたほうが感染する確率が低くなります。
できれば微小なものからも防ぐナノマスクがのぞましいです。
インフルエンザウイルスのワクチン予防接種
多くの人は、インフルエンザウイルスのワクチン予防接種は、インフルエンザにかからないようにするものと思っていますが、
実は、かからないようにするものではなくて、重症化を防ぐために行うものなのだそうです。
普段から免疫力、抵抗力をおとさないような生活をする
以上、いろいろな対策を紹介しましたが、ウイルスというものは感染力が強いので、正直なところ感染を防ぐことはかなり難しいです。
なので、感染はしてしまうけど発症しないようにすることがポイントになると思います。
そのためには、本来私たちにそなわっている免疫力や病気の抵抗力というものが十分に発揮できる体質を維持することが大切です。
そのためには、やはり日ごろから、どのような生活習慣をとっているかが鍵になってくると思います。
やはりよく言われることですが、次のようなシンプルなことをしっかりと実践することが秘訣ではないでしょうか。
- 豊富でバランスのとれた栄養素を摂取する
- 適度に体を動かす
- 質のよい睡眠をとる
- 心の癖にとらわれないようにする
インフルエンザに家族感染したとき仕事にいく?いかない?
家族がインフルエンザに感染し発症したとき、自分は仕事に行ってもいいのか?行ってはいけないのか?判断に困りますよね。
ちなみにインフルエンザに感染し発症したとき、
子供の場合は、発症して5日経過して、熱が下がって2日経ったら通学可能となります。
大人の場合は、通常このような決まりがないので判断に困ってしまいます。
では、どうしたらよいのでしょうか?
自分が感染し発症したときは、子供の場合と同じように熱が下がって2日経ったら出勤するというのがよろしいかと思います。
家族が感染してしまったときは、自分が発症していなければ出勤してもよいでしょう。
ただし、潜伏期間がありますから、他人への感染に注意することが必要です。
マスクを着用したり、他の人が触れるようなものに極力触らないなどの対応をとる必要があるでしょう。
以上、今回は、インフルエンザの家族感染を予防する方法や潜伏期間の対処などについてお伝えしました。
最後までごらんになっていただき、ありがとうございます。