昼食後は眠くなる場合が多いです。
時間があったら昼寝をしたくなります。
でも・・・
昼寝をしてしまうと太るのではないか?
と心配にもなります。
昼食後に昼寝をすると太るのでしょうか?
また、消化にはどんな影響があるのでしょうか?
昼寝は、太ることもあるし、太ることはない!?
昼食後に昼寝をすると、太るのでしょうか?
現在までにでている調査報告をまとめると、
”太ることもあるし、太ることはない”
ということです。
どういう意味でしょうか?
どうやら昼寝の時間(どのくらいの時間、昼寝するか)がポイントになってくるようです。
昼寝の代謝亢進率と太ることの関係とは?
ところで、代謝亢進率とか運動強度という言葉をご存知ですか?
代謝亢進率とは、基礎代謝と比べてどのくらい動いてエネルギーを消費するか、その割合といえるでしょうか。
激しいスポーツなどは代謝亢進率が高くなりますし、静かに寝るなどは低くなります。
昼寝の代謝亢進率は、-0.3だそうです。
マイナスですから、摂取したエネルギーを消費するのではなく、逆に使わないようにする、またはためこむともいえるのでしょうか。
つまり、代謝亢進という観点からは、昼寝をすると太りやすくなるということです。
昼寝とノルアドレナリンとの関係とは?
次に、ノルアドレナリンという物質をご存知でしょうか?
ノルアドレナリンとは、神経伝達物質とかホルモンの一種といわれています。
この物質が体内に分泌されると、やる気がおこったり、興奮したり、覚醒したりなどの変化があらわれるとされています。
さらに、ノルアドレナリンのはたらきの1つとして、脂肪燃焼を助ける、空腹感を減らすという作用があげられます。
つまり、このノルアドレナリンという物質が減少してしまうと太りやすくなってしまう要因となるということです。
昼寝が2時間以上と長くなってしまうと、このノルアドレナリンが減少してきてしまうそうです。
なので、2時間以上の長い昼寝は太る可能性が高くなってしまうということです。
昼寝と成長ホルモンとの関係とは?
次に、成長ホルモンという物質を聞いたことがあるでしょうか。
成長ホルモンのはたらきのひとつとして、ダイエットするときに重要な代謝を促進すること、また脂肪を分解して燃焼しやすくしてくれる作用があるとされています。
筋肉トレーニングをすると成長ホルモンが分泌されやすくなるとよくいわれますが、
昼寝をすることによっても若干成長ホルモンが分泌されるのだそうです。
ただし、
昼寝をはじめて30分以上経って、やっとこの成長ホルモンが分泌されはじめるのだそうです。
しかも、深い睡眠をした場合にのみ成長ホルモンが分泌されるのだそうです。
つまり、深い睡眠をともなう30分以上の昼寝をした場合、痩せる可能性がでてくるということですね。
結局、昼寝は太るのか太らないのか?
結局どういうことかというと・・・
30分以上2時間以内の深い睡眠を伴った昼寝は、太ることはないということです。
逆に、2時間以上の長い昼寝は太る可能性が高くなるということです。
日々、忙しく仕事や家事をしている人は、現実として2時間以上も昼寝することはないと思います。
なので
多くの人は、「昼寝をすると太る」というようなイメージがあると思いますが、
それは間違った思い込みであって、
どうやら、昼食後、少し昼寝をしても太るという心配はないということのようです。
なお、昼寝は、疲労回復、ストレス解消、心臓病リスク低減などメリットのほうが多いようなので、
昼寝ができるのなら少しの間昼寝することをおすすめします。
以上、今回は、昼食後に昼寝をすると太るのか?についてお伝えしました。
最後までごらんになっていただき、ありがとうございます。