日中でも「眠くて眠くてしょうがない」と悩んでいませんか?
- 仕事中、そのつもりはないのに、やたらと眠くなってしまう
- 意志とは反対に眠くなってしまうので、仕事に支障がでたり、仕事中に頻繁にミスをおこしてしまう
- 夜はちゃんと眠っているはずなのに、なぜか昼間もいつの間にか瞼が重いし眠い
- 眠気を覚ますガムをかんだり、フリスクを食べたり、スッキリする目薬をさしたり、体を動かしたり、目が覚めるというツボを押したりしても効かない
- 睡眠に関係する病気なのか?睡眠障害といわれているものなのか?
あなたも同じように悩んでいらっしゃいますか。
今回は、そんな悩みをかかえているあなたに向けて、使える対処法を3つ紹介しますね。
これがきっかけとなって、
- ミスなく仕事をこなせるようになり成績もあがった
- 活動的になったので、旅行や遊びも普通に楽しめるようになった
- よく体が動くので、いつの間にか体重も減り美しい体型を手に入れることができた
こんなふうな感想を持たれるようになったらうれしいです。
ちょっと異常な眠気を覚まして仕事のミスをなくすための3つの対策
ここでは、過眠症、ナルコプレシー、睡眠時無呼吸症候群などの睡眠障害ではない場合の対策をお伝えします。
日中眠いということは、自律神経の交感神経(体を活動的にする神経)がよくはたらいていないのかもしれませんよ。
ここでは、自律神経の交感神経をよくはたらかせるような簡単な方法を紹介しますね。
ハト胸ネコ背運動
ハト胸のような胸を突き出す動作とネコ背のような背中を丸める動作を繰り返します。
ここでちょっと自律神経のおはなしを。
背骨の中に自律神経という神経があります。
自律神経は交感神経と副交感神経とに分類されています。
この交感神経と副交感神経が背骨の中で集まっている部分がわかれていることを知っていますか?
実は、交感神経は背骨のなかで、首から下のへんから腰の上のへんにかけて多く集まっているんですよ。
ちなみに、副交感神経は首のへんと腰(お尻)のへんに多く集まっています。
この交感神経が多くあつまっている部分を刺激して、さぼっている交感神経をはたらかせるのです。
では次に、具体的なやり方を説明しますね。
1.肘を中心にして腕を90度ぐらいに曲げます
2.肘を体の側面につけます
3.肘から手までの腕をゆっくりと開いていきます
4.同時に胸の真ん中を体の前側に突き出すようにします
5.胸の真ん中を限界まで突き出したら、肘から手までの腕を閉じていきます
6.今度は反対に背中の真ん中あたりを体の後側に突き出すようにします
7.これらの動作を好きな回数、繰り返します
この動作を行った後は、眠気が少なくなり、なんとなく活動的になったような気がするはずです。
てっぺん呼吸
頭のてっぺんに向かって空気を吸い上げるようなイメージを持ちながら深呼吸します。
この動作を行うことによっても、自律神経の交感神経をほどよく刺激して本来のはたらきをするようになっていきます。
また、もしかしたら普段呼吸が浅くて、十分な空気が体にめぐっていないかもしれないので
この動作を行うことによって十分な空気を体に取り込んで、体(特に脳)に酸素をめぐらすことができるようになっていきます。
では次に、具体的なやり方を説明しますね。
1.骨盤を立てて背筋を伸ばして、いわゆる良い姿勢をとります
2.まず、ゆっくりと長く息を吐きます
3.鼻からゆっくりと長く空気を吸っていきます
4.このとき、吸った空気を鼻の穴を通って、頭の真ん中も通って、頭のてっぺんまで行き渡らせるようなイメージで空気を吸います
5.同時に、少し鎖骨と肋骨を頭の方に上げるようにしてもいいです
6.空気を吸えなくなったら、ゆっくりと長く息を吐きます。
吸うよりも吐くほうを長めに行いましょう。
これだけです。簡単ですよね。
この動作を行った後は、眠気が少なくなり、なんとなく活動的になったような気がするはずです。
あし前後スクワット
脚を前後に開いて、ゆっくりとスクワットを行います。
「筋トレか~、イヤだな~」
特に女性はこう思う場合が多いですよね。
でも、筋トレを行うと自律神経の交感神経がよくはたらくようになりますし、
また、脳内に眠気を覚まして”やる気”を出させる物質も分泌しやすくなりますよ。
なので、イヤかもしれないけど「日中眠くて困っている」という場合は、次に紹介する方法だけでもやってみてくださいね。
では次に、具体的なやり方を説明しますね。
1.脚を前後に開いて立ちます。前にだす脚は左右どちらでもOKです。
2.上半身をおこします。横から体をみたとき上半身がまっすぐなような姿勢をとります。
3.膝を曲げてゆっくりと体を下げていきます
横から体をみたとき、前の脚が90度、後ろの脚も90度ぐらいの角度になるまで体を下げていきます
4.ゆっくりと体を上げていきます
5.膝を伸ばしきらないまま、またゆっくりと体を下げていきます
6.この上下の動きを3回~5回ぐらい繰り返します
7.前後の脚を替えて、同じ動作を行います
なるべくゆっくりと体を上下させるとより効果的です。
この動作を行った後は、眠気が少なくなり、なんとなく活動的になったような気がするはずです。
紹介した3つの方法は、できたら朝と昼間に最低1セットできるといいですね。
無理なら1日のうちでどこかの時間帯で最低1セット行ってみてください。
さいごに
自律神経がバランスを崩して本来のはたらきをしなくなってくると、体にさまざまな不調があらわれてきます。
「よく眠れなくなった」という不調があらわれる人が多いのですが、
なかには、今回とりあげたように「眠くて眠くてしょうがない」という不調があらわれる場合もあるようです。
このような不調は、病院で検査してもらっても「特に問題なし」と診断されることが多いです。
そういわれても、つらい不調で悩んでいる本人はますます悩んでしまいますよね。
そんなあなたに向けて、今回3つの対処法を紹介しましたが、
ちまたには他にもいろいろと自律神経を整える方法が紹介されています。
それらの中から、あなたに合った方法を実践されてみてもいいと思いますよ。
あなたの不調がなくなって、元気になられることを願っています。
最後までごらんになっていただき、ありがとうございました。