大人になってからアトピー性皮膚炎の症状がでてしまい悩んでいますか?
- 顔の赤みが気なる。特に、額(おでこ)、瞼(まぶた)、目の周り、頬、口の周りの赤みがつらい
- 耳たぶが切れて血がにじむ。首すじ、肘の裏、膝の裏、など皮膚の薄いところ、弱いところに症状があらわれている
- とにかく体中が痒い。寝ている間に無意識のうちに体を掻いてしまい、布団やシーツに血がついてしまう
- かゆいから知らぬ間につい掻いてしまう。掻くと粉のような皮膚が部屋や車内にいつの間にかたくさん落ちている
- 夏に症状があらわれるときもある。冬に症状があらわれるときもある。季節の変わり目に症状があらわれるときもある。季節は関係なしに症状があらわれるときもある
- アトピーの他に、喘息、結膜炎、花粉症、鼻炎の症状もあらわれている
実は、私の身近にもひどいアトピー性皮膚炎で悩んでいた人がいたので、そのつらさがわかります。
今回は、そのようなつらさが軽減されて、少しでも楽になるようなちょっと特別な対策を紹介します。
そのちょっと特別な対策を実践することによって・・・
- 顔の赤みがなくなっていき、腫れもひいてくる
- おでこや口の周りから染み出ていた液体がでなくなってくる
- 体のかゆみがおさまってくる
- 人前に出てみようという勇気や自信がわいてくる
- 人の目を気にせずに、普通にお出かけや買い物ができるようになってくる
- 笑顔が増えてくる
このような感想を持つ人が多いです。
では、アトピーの悩みからだんだんと解放されていった人はどのような対策をとったのでしょうか?
簡単なのに本質的な3つの秘策とは
ちまたには、アトピー性皮膚炎を改善する方法とか対策とかがたくさん紹介されています。
ここでは、一般的にはあまり語られてはいないけど、より根本的に、より本質的にアトピー性皮膚炎を改善するための重要なポイントを3つ紹介します。
朝と夜に頭の骨や首の骨の歪みを整えるテクニックを実践する
頭の骨や首の骨のズレや歪みを解消し、自然な状態に整えるようにします。
「アトピーを改善するのに頭や首の骨を整えることが何か関係があるの?」
あなたはそう思われたかもしれません。
実は、アトピーが改善していくのに頭の骨や首の骨のズレや歪みを修正することはとても重要です。
なぜなら、アトピー性皮膚炎で悩んでいる大人の方を注意深くみさせていただくと、そのほとんどの方が頭の骨や首の骨がずれていたり、歪んでいたりしていて、
そのズレや歪みを修正して自然な状態に整っていくと、アトピーの症状が改善していく傾向にあるからです。
これはおそらく、頭や首の骨を修正して整えることで、脳や自律神経の状態もよくなり、本来の機能をはたすようになるからだと思われます。
「で、具体的にどうするの?」
では次に、自分で簡単にできる頭や首の骨を整えるテクニックを紹介します。
1.てのひらの下の方を後頭骨の下の方に当たるようにして、てのひらで後頭部を包み込みます。
2.てのひらや手や腕の力を抜きます。
3.てのひらをセンサーのようにして後頭部の状態を注意深く確認します。
例えば、「何となく頭が右側にずれている感じがする」とか「左の後頭部のほうが盛り上がっている気がする」とか素直に今の状態を感じようとします。
これだけです。
「え?それだけ?」
実は、これだけで体の歪みが本来の正常な状態に戻ることが多いのです。
ま、気軽な気持ちで実践してみてください。
なお、朝目覚めた直後と夜眠る直前に、このテクニックを行うとベターです。
日常の中に骨盤を締めるテクニックを取り入れる
ふだんから、骨盤を締めるようなはたらきかけをします。
「アトピーを改善するのに、骨盤なんか関係あるの?」
あなたはそう思われたかもしれません。
実は、アトピーが改善していくのに骨盤の状態も整えていくことが重要です。
なぜなら、アトピー性皮膚炎で悩んでいる大人の多くを注意深く観察してきたところ、
どうやら骨盤が開きすぎている(緩みすぎている)人が多く、骨盤を締めるような状態にすると、アトピーが改善していく傾向があるからです。
アトピーで悩んでいる人の多くは、自律神経の副交感神経が優位になりすぎる傾向があるといわれています。
自律神経のはたらきと骨盤の状態は密接に関係があります。
副交感神経が優位になりすぎている人は、比較的骨盤が開き気味の傾向があります。
なので、そのような場合骨盤を締めるようなはたらきかけをすると、副交感神経も正常にはたらくようになり、それがアトピー改善につながるのではないかと考えます。
「具体的に何をすればいいの?」
では次に、骨盤を締める簡単なテクニックを紹介します。
1.足裏の親指側を意識して立ったり、歩いたりします。
けっこう多くの人は、足裏の親指側が浮いて、足裏の小指側が接地するような立ち方、歩き方をしています。
このような習慣があると、O脚やガニ股と呼ばれている状態になったり、骨盤が開き気味になります。
なので、足裏の親指側を接地するように意識して立ったり、歩いたりするようにしましょう。
2.ふだんから、少し下腹をひっこめるように意識します。
立つときも、歩くときも少し下腹をへこませるように意識します。
また、座るときも少し下腹をへこませるように座ります。
常日頃からこのような動作を意識していくことによって、骨盤が締まりやすくなっていき、自律神経のバランスもとれてきてアトピーが改善することにつながっていきます。
自分中心癖に気づき、それをなおすようにする
私は長い間、アトピーで悩んでいる人たちが改善するような支援をしてきましたが、そのなかで気づいたことがあります。
それは、アトピーの症状がでている人には、「どうやら自分中心癖があるのではないか」ということです。
他人の都合はあまり考えないで自分の都合をおしとおす傾向があるように感じます。
アトピー性皮膚炎は自己免疫疾患といわれています。
自己免疫疾患とは、本来外敵を攻撃するはずの免疫の機能が狂ってしまい、自分自身をも攻撃してしまう病気です。
私はこのことと自分中心癖とがなんとなく関係があるのではないかと考えています。
例えば、アトピーの症状は「自分中心は良くないよ」という体からのメッセージなのかもしれません。
具体的には、次のようなことを毎日行うといいと思います。
朝起きたら、「1日のうち1回は、他人の都合を考えてみよう」という目標を立てる。
そして、夜寝る前に、「今日、1回は他人の都合を考えて行動できたかな?」と反省してみる。
「こんなことアトピーに関係があるの?」と思われたかもしれません。
そう思われても無理もありません。でも、ちょっと疑う心を置いておいて、素直にやってみると意外と体の状態が変わっていくことに気がつくでしょう。
さいごに
アトピー性皮膚炎は、「わけのわからない奇妙な病気」といわれることがあります。
なので、原因がさまざまだったり、改善法もさまざまだったりします。
ステロイドで治る人もいますし、ステロイドでは治らず、飲む水を替えたら治ったと感想を持つ人もいます。
食べ物を替えたら治ったと感想を持つ人もいます。
環境を変えたら治ったと感想を持つ人もいます。
「なかなかアトピーが治らずに悩んでいる」という人も、たまたま今まで試した治療法が会わなかっただけで、
その人にあう治療法、改善法がきっとあります。
私の身近にいる人も、さまざまな治療法、改善法を試したあげく、ようやく満足する結果がでる方法に出会うことができました。
そのおかげで、今では人前にでることに抵抗がなくなり、やりたかった仕事をして幸せに暮らしています。
あなたにもその可能性は十分にあります。
なので、肩の力を抜いて、あなたにあう治療法、改善法にであうことを信じていきましょう。
最後までごらんになっていただき、ありがとうございました。