風呂に入ってシャワーを浴びれば体臭は消せるのでしょうか?
シャワーを使って体の汚れを洗い流せば、体臭も消えるというイメージを持っている人もいるでしょうが、
正しい風呂の入り方、シャワーの使い方をしなければ体臭は消えないばかりか、
むしろ悪化する可能性もあるようです。
では、どのような風呂の入り方、シャワーの使い方をすればいいのでしょうか?
風呂の入り方シャワーの使い方で体臭を予防する
では、さっそく体臭を消したい人が注意すべきお風呂の入り方、及びシャワーについてのポイントなどを紹介します。
結論としては、シャワーだけで体臭の対処や予防は厳しいようです。
なぜならば、体臭の元となる老廃物などは皮膚の表面ではなく毛穴に詰まって溜まっていることが多く、
シャワーだけで体の表面だけの汗や汚れを洗い流しても、臭いの元が多く残っていしまう確立が高いからだということです。
では、体臭をなくすことにある程度効果が期待できるお風呂の入り方、シャワーの使い方とはどのような方法でしょうか。
まずは、めんどうだと思ってもちゃんと湯船につかることが大切なのだそうです。
なぜなら、湯船にある程度の時間つかることで、毛穴から汗が噴出してきます。
このとき、体臭の元になる可能性のある毛穴に詰まった汚れ、老廃物、もしくは皮脂が体外に流れ出てきやすくなります。
これらの汚れ、老廃物、皮脂などが体外に流れ出てくることによって、
臭いの元になる雑菌が繁殖することも防ぐことができるとのことです。
体臭対策として有効なシャワーの温度とは?
ということはシャワーを使うことはまったく意味がないのでしょうか?
そうとは限らないようです。
シャワーを使うタイミングに注意すれば、体臭対策及び予防にさらに効果が期待できるそうです。
では、どのような使い方をすれば効果が期待できるようになるのでしょうか?
こたえは、夜は湯船にちゃんとつかって、朝はシャワーを使うことがポイントなのだそうです。
実は夜寝ている間に想像以上に汗をかいてしまうため、その汗を洗い流すという目的で朝シャワーを使うことがすすめられています。
このときシャワーの温度に注意すると最も効果が期待できるようになるそうです。
その温度とは、37度~41度ぐらいです。
これは、専門家が実験したところ、このぐらいの温度だと体臭のレベルが最も低い値を計測できたからなのだそうです。
毎日シャワーしても体臭を予防できない、他のおすすめ対策は?
体臭の対策及び予防策として他にどんなことに注意すればよいのでしょうか。
お風呂に入ること、特に湯船につかることは心身の疲れをとったり、リラックスできるといわれています。
実はこの行為が思っている以上に体臭対策にとって重要なのだそうです。
なぜかというと、体臭と大いに関係がある体内で発生してしまうアンモニアを体外へ排出しやすくなるからです。
心身が疲れていたり、過度のストレスが体に蓄積されていると、
肝臓や腎臓をはじめとする内臓のはたらきが弱くなったり、血流が悪くなったりしてしまいます。
そうなってくると、肝臓や腎臓をはじめとする内臓や血流が、体内にあるアンモニアを排出しづらくなってしまい、
ツンとするような酸っぱいようなアンモニア臭が発生してしまい、体臭が気になってしまうのです。
なので、シャワーでササっと汗や汚れを落とすだけではなく、ちゃんと湯船につかって毎日の疲れをとることが大切です。
それから、体の酸化も体臭の要因になるといわれていますので、酸化を防止する対策も大切です。
体の酸化を防止するには、抗酸化力がある栄養素を毎日摂取することが重要です。
抗酸化力がある栄養素としてよく知られているのは、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEです。これらをあわせてビタミンACE(エース)などとよばれることもあります。
他にも次のような栄養素がよく知られています。
ベータカロテン、コエンザイムQ10、フラボノイド(ポリフェノール)
これらの栄養素を多く含む食材は、野菜、果物、豆、海藻類、魚です。
これら抗酸化力がある栄養素を積極的に摂って、体の酸化をできるだけなくしていくことで体臭が気にならなくなっていくことが期待できます。
以上、今回は風呂の入り方、シャワーの使い方による体臭への影響をお伝えしました。
最後までごらんになっていただき、ありがとうございました。