夕方になると吐き気がして困っていますか?
- 気持ちが悪くなって勉強どころじゃない
- 仕事の後、帰宅中に気持ちが悪くなることが多い
- 安静にしてしばらく様子をみるけど、なかなか良くならない
- この症状はなんなのか知りたい
- この症状の原因がわからなくて不安、原因を知りたい
- どんな病気が考えられるのか知りたい
- 精神的、心的な影響も考えられるのか?
ちょっと胃の調子が悪いからという原因なら比較的安全ですけど、
吐き気の他に、嘔吐、頭痛、めまい、腹痛、発熱など他の症状があらわれる場合は注意が必要です。
ここで念のため、吐き気の裏にどのような病気が隠れている可能性があるのかを確認しておきましょう。
吐き気の他にこんな症状があるときは要注意!
吐き気の原因の多くは、胃から分泌される胃酸が過剰に分泌されることといわれています。
なので、胃酸分泌抑制薬などを服用すると、比較的すぐに体が楽になるようです。
ただし、吐き気の他に次のような症状も伴う場合は、比較的重大な病気にかかっている可能性がありますから、すぐに病院を受診するなど適切な対応が必要になります。
では次に、このような症状がある場合は、こんな病気の可能性があるということをあげてみます。
●突然吐いてしまう、言語に障害がではじめた、知覚することが困難になった、できなくなった、めまいなど
→ 脳出血
●ものすごい強烈な頭痛がある、意識が薄れる、周りの状況が認識できないなど
→ クモ膜下出血
●吐き気がない嘔吐、日が経つにつれて頭痛がひどくなる、意識が薄れてくる、周りの状況が認識できなくなる、けいれん、めまいなど
→ 脳腫瘍
●めまいが頻繁におこる、耳鳴りもある、聞こえづらい、不自然な汗をかく、心臓が強くドキドキするなど
→ メニエール病
●食後胃が膨れすぎている感じがある、食後胃が痛い、背中も痛いときがあるなど
→ 胃潰瘍
●全身がだるく感じる、食欲がない、皮膚や目が黄色っぽくなってきた、右の脇腹あたりが腫れてきたなど
→ 急性肝炎
●お腹の上あたりにはげしい痛みがでる、呼吸しづらい、お腹や胸が膨れた感じがする(水がたまっている)など
→ 急性膵炎
吐き気や嘔吐のほかに上記のような症状があらわれている場合は、すぐに病院に行って、適切な検査、治療をしてもらいましょう。
他にどのような原因が考えられるか?
では次に、病院で検査した結果、特に重大な病気は見つからなかったとき、夕方になると吐き気がすることが多い場合、どのような原因が考えられるかあげてみます。
病院で検査しても病気が特定できないときは、自律神経のはたらきが乱れていることが考えられます。
自律神経は交感神経と副交感神経に分けられていて、朝から昼間ぐらいの時間帯は、主に交感神経がはたらいていて活動的になり、夕方から夜ぐらいの時間帯は、主に副交感神経がはたらき、体は休んだり回復したりしているといわれています。
この副交感神経のはたらきとして、血管が広がる、胃腸の働きが活発になることがあげられます。
夕方から夜になってくると、主に副交感神経がはたらくようになり、血管が広がってきたり、胃腸の働きが活発になってきます。
夕方になると吐き気をもよおすことが多い人は、この自律神経のはたらきが異常になっていることが考えられます。
特に、副交感神経がはたらきすぎてしまい、血管が広がりすぎたり、胃酸が分泌されすぎるなど胃腸のはたらきが活発になりすぎていることが原因のひとつと考えられます。
なので、自律神経の乱れを整える対策をとると、夕方の吐き気がなくなってくるかもしれません。
副交感神経がはたらきすぎていとしたら、運動習慣を身につけるなどして交感神経が自然にはたらくようにしてあげるといいと思います。
それから、夕方になると吐き気がする原因のひとつとして姿勢の悪さがあげられます。
特にデスクワークが多く椅子に長時間座って仕事をしている場合、吐き気を感じることが多いかもしれません。
なぜなら、椅子の座り方が悪いと吐き気が生じる場合が多いからです。
悪い座り方とは、骨盤が体の後ろ側に倒れていて、背中が丸くなり、肩甲骨が広がって、頭が体の前側にでているような姿勢です。
このような姿勢を長くとっていると、内臓が圧迫されるためか、吐き気をもよおす神経を刺激してしまうためか、正確にはわかりませんが、吐き気を感じることが多くなります。
逆に、骨盤を立てて、背骨をまっすぐにして、肩甲骨を背骨側に寄せて、やや胸を張り、耳と肩のラインが一緒になるような位置に頭をもっていくような姿勢をとるようにすると、ちょっとした吐き気は解消されることが多いです。
以上、今回は夕方になると吐き気がするとき注意したいことなどをお伝えしました。
最後までごらんになっていただき、ありがとうございました。