イライラした感情を抑えるにはどうしたらよいのでしょうか?
イライラしたときに効くとされているツボが紹介されています。
これらのツボを押すことで、イライラが抑えられる場合もあるでしょうけれど、
ツボを押してもイライラを抑えられない場合も多いと思います。
今回は、セラピストとして活動してきた実体験から得た、イライラを抑える対処法をお伝えします。
イライラを抑えるツボがあるようだけど実際はどう?
イライラを抑える効果が期待できるツボとして、手足の指先や手のひらや腕などのツボが紹介されています。
これらのツボは、自律神経とつながっていて、ツボを刺激することで副交感神経が優位になり、イライラがおさまっていくと考えられているようです。
これらのツボを押すことで、イライラが抑えられることもあるでしょうが、
実際は、イライラを抑えられなかったり、かなり難しいと感じる人が多いのではないでしょうか。
他にイライラを抑えることに効果が期待できる方法はないのでしょうか?
では次に、セラピストとして活動してきたなかで得た、イライラを抑えることが大いに期待できる実用的な対処法を紹介します。
イライラを抑えることが期待できる実用的な対処法 その1
1つ目は、体の後ろ側で両手を組むストレッチのような動作を行うことです。
やり方は簡単です。
体の後ろ側(背中側)で両手を組んだまま、左右の肘を近づけるような動作を行います。
このとき、ゆっくりと深呼吸しながら行うと良いと思います。回数は自分が好きなだけ行えばよいと思います。
なお、科学的、生理学的にに検証したわけではないので証明はできないのですが、
この動作を行うことで、背骨がうまい具合に刺激されて、副交感神経がよくはたらくようになることで、イライラが落ち着いていくのではないかと考えています。
2つ目は、後頭部・首の後ろあたりと腰・お尻の上あたりをあたためることです。
何かカイロのようなもので温めてもいいですし、何もなければ手のひらのぬくもりで温めるといいと思います。
背骨には自律神経という私たちが生きるために非常に重要な神経が通っています。
自律神経は、活動・興奮させるはたらきがある交感神経と、休息・落ち着くはたらきがある副交感神経とに分類されています。
その副交感神経が主に集まっている箇所が、後頭部・首の後ろあたりと腰・お尻の上あたりにあります。
これらの場所をあたためてあげると、副交感神経がよくはたらくようになり、イライラが緩和されていくようです。
イライラを抑えることが期待できる実用的な対処法 その2
3つ目は、下腹を意識した呼吸法です。
次にやり方をしめします。
まず、骨盤を立てて背筋を伸ばし、背骨をまっすぐにするような姿勢をとります。
次に、下腹を少しへこませながら、鼻から空気を吸います。吸った空気をお腹の底の方に押し込むようなイメージゆっくりと息を吸います。
次に、もう吸えなくなったら、ゆっくりと鼻から空気を吐き出します。
このとき、実際は鼻から空気が出るのですが、全身の毛穴から空気が放射状にでているようなイメージをしながらゆっくりと息を吐きます。
この動作を好きなだけ繰り返していくと、いつの間にかイライラが小さくなっていることに気がつきます。
4つ目は、勝手にストーリーをつくることです。
イライラするときは、職場にいる会社の人や夫・妻などの家族や他の誰かに対してイライラすることが多いと思います。
そして、職場にいる会社の人や夫・妻などの家族や他の誰かが言った事、とった態度、行動などに対してイライラした感情が沸き起こってくると思います。
このようなときに、ちょっと立ち止まって、なぜ相手がそんなことを言ったのか?そんな態度、行動をとったのか?を考えてみるのです。
このときのポイントは、自分がいいように自分の頭の中で勝手に相手のストーリーをつくってしまうことです。
例えば、「こいつは大人の形をしているけど、中身はまだ子供なんだ。しょうがないヤツだ。許してあげよう」などと自分の都合のいいように勝手にストーリーをつくってしまうのです。
この勝手なストーリーをうまくつくれるようになると、一瞬イライラ感がでるかもしれませんが、すぐに消えていきます。
今回は、イライラを抑えるツボは実際どうなのか?他の対処法はどうか?などについてお伝えしました。
最後までごらんになっていただき、ありがとうございました。