足つぼ刺激したとき、そこがゴリゴリすることを感じたことがありますか?

ゴリゴリして激痛を伴う場合もあります。気持ちがいい場合もあります。音が聞こえる場合もあります。

なぜ、足ツボ刺激でゴリゴリと感じるのでしょうか?
その原因はなんでしょうか?

また、足の裏の状態は内臓に関係があるといわれていますが、足裏のゴリゴリがどの臓器と関係があるのでしょうか?

現場で実際に足裏や脚のマッサージをしている私から、実体験で得た役立つ情報をお伝えします。

足つぼ刺激するとゴリゴリする原因は?

日々、現場で実際にたくさんの人の足をみさせていただいていますが、つくづくいろんな足があると思います。

足の裏が硬い、柔らかい、張りがない、張りがある、タコがある、ガサガサしている、カサカサしている、足の指が曲がっている、外反母趾、内反小趾、小指の爪がほとんどなくなっている、などなど

その中で、足の裏の一部をマッサージすると、ゴリゴリという感触があるところがあります。

これは一体なんでしょうか。この正体は?

なぜ、ゴリゴリした感触がでるのでしょうか?



本や雑誌、インターネットのサイトなどでは、この正体を尿酸や乳酸などの老廃物が溜まったものであるとしています。

果たして本当にそのような老廃物という物質が足に溜まってきて、それがゴリゴリするのでしょうか?

私の個人的な意見としては、足の裏の筋肉のコリや他の靭帯や筋膜などの組織の異常ではないのかなと考えています。



個人的にはちょっと疑問が残りますが、いずれにせよ自然な本来の状態ではないというあらわれの1つですよね。

足裏のゴリゴリと内臓との関係は?

では、次に足の裏のゴリゴリと内臓との関係を少し紹介します。

私が学んだリフレクソロジー(反射療法)の観点から簡単に反射理論を紹介します。



日々、現場で多くの人の足に触れていて、一番ゴリゴリが多いかなと思うところは、土踏まずのあたりです。

リフレクソロジーの理論では、土踏まずのあたりは、胃、すい臓、十二指腸の反射区といわれています。

つまり、胃、膵臓、十二指腸が疲れているとか、ちょっとはたらきが悪くなってきたとき、足の裏の土踏まずのあたりに変化があらわれてくるという考え方です。



次にゴリゴリが多いかなと思うところは、かかとのあたりです。

リフレクソロジーの理論では、かかとのあたりは、生殖器、腰、お尻、尾てい骨の反射区といわれています。

確かに、かかとのあたりにゴリゴリがあったり、かかとのあたりが硬い人は、腰やお尻になんらかのトラブルがある人が多いです。



次にゴリゴリが多いかなと思うところは、足裏の中央からやや下あたり(かかとの上)です。

リフレクソロジーの理論では、足裏の中央からやや下あたりは、小腸の反射区といわれています。

このあたりは大腸の反射区もあり、ここのあたりを刺激すると尿意、便意をもよおす場合が多いです。



ちなみに、かかとから足裏の中央あたりが痛むときは、足底筋膜炎という病気にかかっている可能性がありますので、整形外科などで診てもらってください。



それから、肩の反射区である足指の付け根の下、甲状腺の反射区である拇指球の周りにゴリゴリがある場合も多いですね。



最後に、足の指、特に親指と小指が硬い人も多いです。親指は頭や脳の反射区といわれていますし、足指は自律神経と関係があるともいわれています。



私の現場で実際にサポートしている実体験からいえることは、足裏のゴリゴリと内臓との関係はあるともいえるし、ないともいえるということです。

つまり、「土踏まずにゴリゴリがあるから胃がわるいんだ」などとあまり妄信しないで、

「へぇーそうなんだ」ぐらいにとらえたほうがいいと思っています。

それよりも、普段どのように立っているか、どのように歩いているか、足の運動をしているか、どんなものを食べているか、ということが足の裏の状態に影響を及ぼすのではないかと考えています。



以上、今回は足つぼ刺激でゴリゴリする原因やゴリゴリと臓器との関係などについてお伝えしました。

最後までごらんになっていただき、ありがとうございます。