ふくらはぎがつる苦しみを楽にするマッサージを探していますか?
一般的には、ふくらはぎがつったとき、直接ふくらはぎを優しくマッサージしましょうというような方法が紹介されています。
そのような方法もよろしいかと思いますが、今回は、それとは違う現役セラピストとして活動してきたなかで得た実用的な対処法をおつたえします。
ふくらはぎがつると激痛が走る
ふくらはぎがつると、激痛が走ります。
痛すぎて歩けないし、動けないし、おもわず涙がでてしまうこともあります。
夜中寝てる時につってしまう場合もありますし、早朝寝起き時につってしまう場合もあります。
サッカー、テニス、ゴルフ、マラソン、ランニングなどのスポーツをしている最中にもつってしまう場合もあります。
つった後痛みが続く場合もありますし、次の日も痛みが残ったり違和感が残ったりすることもあります。
なかには、慢性的になってしまって、ほぼ毎日ふくらはぎがつってしまうというような悩みがある人もいるでしょう。
ふくらはぎがつるとき、考えられる原因
では、ふくらはぎがつったとき、どのような対処をすればよいのでしょうか?
また、なるべくつらないようにするにはどのような対策をとればよいのでしょうか?
その前に、簡単にふくらはぎがつると考えられる原因をあげてみましょう。
次のような原因がよくあげられます。
- 脚の疲れ
- 脚の冷え
- 水分不足
- 栄養素(ミネラルのカリウム)不足
- マグネシウムとカリウム摂取のアンバランス
- 運動不足
- 何らかの病気にかかっている
など
現役セラピストである私の経験から言わせてもらうと、脚の歪みも原因のひとつになっていると思われます。
ふくらはぎ近くの脛骨や腓骨の歪みだけでなく、足の関節(足首の関節)や足の骨(足首から下)の歪み、さらに大腿骨や骨盤の歪みなども大いに関係があると考えています。
ふくらはぎがつるときの対処方法や対策
では、ふくらはぎがつったとき、どのような対処をすればよいのでしょうか?
また、なるべくつらないようにするにはどのような対策をとればよいのでしょうか?
まず、よくいわれている応急処置としては、足の親指を手で持って(またはタオルなどを使って)、自分側にひっぱり、その状態をしばらくキープするという方法があります。
この対処法によって、痙攣し異常に収縮してしまったふくらはぎの筋肉を伸ばしてあげて元に戻します。
そのような応急処置をとった後、ふくらはぎの痙攣が落ち着いてきたら、優しくふくらはぎをマッサージすることがすすめられています。
このような方法もよろしいかと思いますが、ここでは、それとは違う方法を紹介します。
現役セラピストがおすすめする実用的なマッサージ対処法
現役セラピストとしての実体験から、直接ふくらはぎをマッサージするだけでなく、次にしめす部位もマッサージするとより効果が期待できると考えます。
- 足の指
- かかと(アキレス腱の付着部)
- 膝裏
- 大転子(大腿骨の端、お尻横の出っ張っているところ)の周り
- お尻(腸骨や仙骨のキワ)
このような部位にある筋肉が硬くこってしまっている可能性が大きいので、そのこりをよくほぐしてあげます。
それから、意外かもしれませんが、つる脚と反対側の腕(肘から手先にかけて)が関係しているようで、この反対側の腕もよくほぐしてあげると有効な場合があります。
今後ふくらはぎがつらないようなおすすめの対策としては、脚、股関節、骨盤などの歪みを整えることです。
自分で行えることとしては、ふだんの生活のなかで、立ち方・歩き方・座り方において左右差をなくすことです。
自分では気がつかないうちに無意識に左右差があらわれています。
例えば、どちらかの脚だけに体重をかけて立つ癖があるとか、どちらかの脚だけいつも上にして脚を組むとかです。
ふくらはぎがつることを解消するより根本的な対策として、このような行動をとる習慣を身につけることをオススメします。
今回は、ふくらはぎがつるときのマッサージなどの対策についてお伝えしました。
最後までごらんになっていただき、ありがとうございました。