こむら返りと肉離れの違いを調べていますか?
こむら返りか肉離れかの判断を誤り、間違った処置をほどこしてしまうと症状がさらに悪化してしまうおそれがありますからその見分け方が重要です。
では、こむら返りと肉離れにはどのような違いがあるのでしょうか?
こむら返りと肉離れの違いや見分け方、その1
では、さっそくこむら返りと肉離れの違いをみていきましょう。
痛み方の違い
こむら返り(足がつる、特にふくらはぎがつる)になったときもかなり痛いですが、
肉離れ(筋断裂)になると、通常は激痛が走るようです。なぜなら、肉離れは、筋肉や腱という組織が断裂、つまり切れて裂けるからです。
なお、肉離れでも軽度な場合は、それほど痛みを感じない場合もあるようです。
それから、こむら返りの場合は、痛みを感じる時間が比較的短いです。だいたい、数分で治まることが多いです。
一方、肉離れの場合は、時間が経ってもなかなか痛みが消えないことが多いそうです。
こむら返りと肉離れにはこのような痛み方の違いがありますから、見分け方の切り口として判断材料のひとつになるでしょう。
見た目の違い
次に、見た目の違いがあります。
肉離れは、筋肉や腱というような組織が断裂してしまうため、皮膚の内側にある血管も切れて内出血する場合があるそうです。
こむら返りは、筋肉が異常に収縮したり痙攣している状態なので出血まではいたりません。
こむら返りと肉離れにはこのような見た目の違いもありますから、見分け方の切り口として判断材料のひとつになるでしょう。
こむら返りと肉離れの違いや見分け方、その2
動きの違い
次に動きの違いもあげられます。
こむら返りは一瞬激痛が走りますが、数分も経てば元にもどり今までと同じように、歩いたり運動したりすることができるようになります。
一方、肉離れは激痛が走り、おまけに筋肉や腱などの組織が切れて裂けていますから、歩いたり運動したりすることができなくなることが多いです。
こむら返りと肉離れにはこのような動きの違いもありますから、これも見分け方として判断材料のひとつになるでしょう。
対処、処置の違い
次に、対処・処置の違いがあります。
こむら返りになったときの対処・処置としては、収縮してしまった筋肉を強制的に伸ばすというやり方があります。
よくふくらはぎあたりの筋肉がつりますが、足の親指を足の甲側に反らせるようにしていると、やがて症状が落ち着いていきます。
一方、肉離れは筋肉を伸ばしたり揉んだりする対処・処置はやってはいけません。
肉離れになったら、肉離れになっているところを冷やし、包帯なのでまくような応急処置が必要になります。
その後、なるべくはやく整形外科に行って、医師によって適切な処置を施してもらいます。
以上、こむら返りと肉離れの違いや見分け方を紹介しました。参考にしてください。
こむら返りと肉離れの原因や予防策
最後にこむら返り、及び肉離れの原因や予防法をあげてみましょう。
まず、こむら返りの原因はなんでしょうか?
まだ明確な原因はわかっていないのだそうです。
考えられる原因としては、
- 疲労の蓄積
- 骨の歪み
- 冷え
- 栄養素(特にマグネシウム、カリウムなどのミネラル)の不足
- 妊娠
などがよくあげられます。
なので、予防策としては、疲れを溜め込まない、骨の歪みを矯正する、温める、不足している栄養素を補うことがよいのでしょう。
私の個人的な意見としては、骨の歪みと筋肉のコリがけっこう影響しているのではないかと考えています。
次に、肉離れの原因はなんでしょうか?
肉離れの原因として考えられることは、
- 急激な筋肉の収縮を生じる運動やスポーツ
- 筋肉が疲労している
- 筋力が低下している
- 筋肉に柔軟性がなくなっている
- 筋肉のつきかたのバランスが悪い
- 病気
などがあります。
なので、予防策としては、
- 運動・スポーツ前に十分ウォーミングアップする
- 筋肉の疲れをとる
- 筋力をアップさせる
- 筋肉に柔軟性を持たせる
- バランスのとれた筋肉をつける
- 病気の治療
などがあげられます。
以上、今回は、主にこむら返りと肉離れの違いや見分け方についてお伝えしました。
最後まで、ご覧になっていただきありがとうございました。