足の付け根やお尻が痛い・・・つらいですよね。
現役セラピストとして、日々同じようなつらい症状でお困りの方たちを多くサポートしている経験から、そのつらさが伝わってきます。
足の付け根やお尻が痛いと、普通に立てません。普通に歩けません。仕事や家事やその他の生活に支障がでてきます。
苦しんでいる姿をみる一方で、足の付け根やお尻の痛みが軽減またはなくなって、やりたいことができるようになった人たちも多くみてきました。
なぜ、足の付け根やお尻が楽になったのでしょうか?
どのような対処をしたのでしょうか?どんな特別な治し方があるのでしょか?
今回は、このようなお悩みを抱えている人に向けて、サポート現場で行われている実際の対処法を紹介します。
足の付け根やお尻が痛い原因とは?
足の付け根やお尻が痛い・・・けっこう大変ですよね。
他人にはそのつらさがわからないかもしれませんが、本人にとってはものすごく大変な問題です。
脚の付け根やお尻の横が痛いと、
片方の足に体重を乗せようとするだけで痛みが走ります。
長く立っているとだんだんと痛みを感じるようになってきます。
料理をつくっているときなど台所仕事をしているとだんだん痛くなってきます。
このまま治らないんじゃないか?と心配・不安にもなってきます。
さて、足の付け根やお尻が痛い原因はなんでしょうか?
次に、よくいわれている主な原因をあげてみましょう。
その1:坐骨神経痛
足の付け根やお尻の横が痛い、太ももの後ろや前側が痛い、膝下までも痛い、このような症状があらわれているとき、よく坐骨神経痛と診断されます。
では、なぜ坐骨神経痛になるかというと、その原因が腰椎椎間板ヘルニアなどの腰の骨に関する病気の場合が多いです。
その2:梨状筋症候群
腰椎椎間板ヘルニアなどの腰の骨に関する病気ではないのに、お尻や脚に痛みやしびれのような症状があらわれることがあります。
そんなときは、この梨状筋症候群がうたがわれます。
梨状筋とはお尻の奥にある筋肉で、仙骨という骨と大腿骨という骨にまたがってついている筋肉です。
実は、坐骨神経という神経がこの梨状筋の中をとおっているため、なんらかの影響によって梨状筋が硬くなってしまうと坐骨神経に不自然に触れるようになりお尻や太ももなどに痛みやしびれのような症状をだす場合があります。
その3:変形性股関節症
股関節に問題が生じたときも、脚の付け根やお尻に痛みを感じるときがあります。
その4:骨盤が緩みすぎ、広がりすぎたため
妊娠初期や妊娠中、妊婦さんに足の付け根やお尻が痛くなる症状があらわれる場合があります。
妊娠中は、出産をするためにいろいろと体が変化していきますが、そのひとつとして特殊なホルモンが分泌されることによって骨盤が緩んでいきます。
骨盤が緩んでいくと通常よりも骨盤が広がっていくことになります。
この骨盤が通常よりも広がった状態になったとき、足の付け根やお尻が痛むことがあります。
では、どのような対処をしたらよいのでしょうか?適切な治し方とはどんな治し方でしょうか?
足の付け根やお尻が痛いときの一般的な対処法
まずは一般的に紹介されている対処法、治し方をあげてみましょう。
- その1:整形外科に行って医師による適切な検査と治療を受ける
- その2:病院以外で行われている療法やサポートを受けてみる
- その3:骨盤ベルトを使ってみる
- その4:坐骨神経痛を緩和するストレッチや体操を行ってみる
このような一般的に紹介されている対処をしてみるのもよろしいかと思います。
注意:まだ整形外科で適切な検査をしていない人は、まずは整形外科に行ってちゃんと検査したほうがいいです。
今あらわれている痛みなどの症状が、実は重大な病気のあらわれかもしれませんから。
現役セラピストからの実用的なアドバイス
では、次に現役セラピストとして日々快復をサポートしてきた経験から、実際に評価の高い対処法を紹介します。
ここで紹介する対処法は、病院で検査したけれども、腰の骨にトラブルが見つからず、他にも重大な病気が見つからず、でも脚やお尻が痛いという場合に有効です。
腰の骨や股関節に問題がないときは、だいたい筋肉に問題がある場合が多いです。
実用的な対処法その1:お腹の筋肉を調べて硬いコリがあったらそれを緩める
「足の付け根やお尻が痛いのに何でお腹?」と思うかもしれませんが、
実はお腹の奥の方に、大腰筋と腸骨筋(あわせて腸腰筋とよばれている)という筋肉あり、これらの筋肉が硬くこってしまうと坐骨神経痛のような症状があらわれることがあります。
なので、お腹の奥のほうを調べていって、硬いこりがあったらそのコリを緩めます。
うまく緩むと、立ったときなどにあらわれる足の付け根やお尻の痛みが楽になります。
実用的な対処法その2:お尻の筋肉を調べて硬いコリがあったらそれを緩める
お尻にある筋肉、特に前述の原因のところにありました梨状筋という筋肉が硬くこってしまうと坐骨神経痛のような症状があらわれる場合があります。
というか、実際の現場で快復するサポートをしているとこのケースが非常に多いようにみうけられます。
お尻の真ん中にホームベースのような形をしている仙骨とよばれている骨があります。お尻の真ん中を触ってみるとすぐわかります。
その淵を上の方、真ん中、下の方とわけたとき、真ん中あたりの淵の横によくコリがあります。
それと、大腿骨とよばれている太ももにある大きな骨の端、骨頭とよばれている周りにもよくコリがあります。
これらの硬くなったコリを緩めてあげると、足の付け根やお尻の痛みが楽になっていきます。
実用的な対処法その3:膝の裏の筋肉を調べて硬いコリがあったらそれを緩める
膝の裏にある硬くなったコリもゆるめてあげると症状が緩和する場合が多いです。
なぜなら、膝の裏は腰と大いに関係があるからです。
腰の状態がよくない人は、膝の裏に硬くなったコリがある確立が高いです。
以上、今回は、足の付け根やお尻が痛い原因と実用的な対処法などを紹介しました。
最後までごらんになっていただき、ありがとうございました。