正座ができなくて困っていますか?
特に足首のあたりが痛くなってしまいますか?
お葬式などちゃんとしないといけない状況、茶道など作法を守らなくてはいけない状況など、
正座ができないと困ってしまう状況があります。
では、どうしたら正座ができるようになるのでしょうか。今回は正座に関連した改善法や対処法などをお伝えします。
正座ができない場合、足首が影響している!?
正座ができない原因は、一般的なイメージですと膝痛や膝のトラブルのせいと思っている人が多いのではないでしょうか。
もちろん、膝の骨の問題で正座ができない場合がありますが、意外と他の部位のトラブルが原因となっていることが多いのです。
そのひとつに足首が硬いことがあげられます。
実は、足首は体の他の部位と大いに連動しています。
足首に異常があるために、膝に不調があらわれたり、骨盤や股関節が歪んでしまったり、肺の動きや呼吸にも悪影響を及ぼしたりしてしまいます。
足首の異常は、正座という動作にも影響があります。
足首を柔らかくしたり、関節の歪みや骨のズレを修正したりすることで正座ができるようになることが大いに期待できるようになります。
では、どうしたら足首が柔らかくなるのでしょうか?
まずは、単純に日ごろから足首を回すことを習慣にするとよいでしょう。
それから、足首が硬い場合は、足の骨(特に距骨)がずれていたり、歪んでいたりしていることが多いです。
足の骨がずれていたり、歪んでいたりすると、その骨の周りにある靭帯や腱や筋肉が不自然に引っ張られたりして硬くなってしまうのです。
なので、足の骨(特に距骨)を自然な状態に修正することが重要です。
自分でできる対策としては、足の小指側で立ったり、歩いたりするクセがあったらそれをやめて、
足の親指側で立ったり、歩いたりすることを意識するといいです。
なお、本格的な骨の矯正は素人には難しいかもしれませんので、柔道整復師や整体師の力を借りたほうがいいかもしれません。
このような対策をとることによって足首が柔らかくなると正座ができるようになってくることが多いです。
正座ができないとき、ふくらはぎも関係している!?
正座ができない理由として他に考えられることは、ふくらはぎの筋肉、すねの筋肉、アキレス腱などの異常です。
ふくらはぎにある筋肉、脛にある筋肉、アキレス腱などが過度に緊張していたりする場合も、正座ができない、またはできにくくなることがあります。
なぜ、これらの筋肉や腱、または靭帯が過度に緊張してしまうのでしょうか?
まず、日常行っている立ち方、歩き方が原因として考えられます。
不自然な立ち方、歩き方、動かし方などが影響して、膝下の骨(脛骨、腓骨)がずれたり歪んだりしていること、
また、足裏の筋肉や靭帯が硬くこったりしていることなども原因として考えられます。
では、どうしたらふくらはぎや脛にある筋肉などが柔らかく自然な状態になるのでしょうか?
足裏の親指からかかとにかけて(土踏まずのあたり)が異常に硬くなっている場合が多いです。
足裏の親指からかかとにかけて(土踏まずのあたり)をもんだり、ストレッチしたりしてほぐしてあげると、ふくらはぎやスネの筋肉が緩む場合が多いです。
このように対処するなどして、ふくらはぎ、脛の筋肉が柔らかくなると正座ができるようになることが多いです。
正座ができないとき、お尻や太ももの筋肉も影響している!?
正座ができない理由として他に考えられることは、お尻の筋肉、太もも(裏と表)の筋肉が異常に硬くなっていることです。
気がついていない人が多いかもしれませんが、お尻や太ももの筋肉はけっこう硬くこっていることが多いです。
ちなみに、お尻や太ももの筋肉が硬くこっていると、正座ができにくいだけでなく、腰痛や膝痛の原因のひとつにもなります。
お尻や太ももの筋肉は大きいので、揉んだりマッサージするのは大変かもしれません。
ストレッチをしたほうがお尻や太ももの筋肉は柔らかくなります。
それから、根本的な原因は、骨盤や股関節がずれていたり歪んでいることが考えられます。
なので、骨盤や股関節を矯正して自然な状態に戻してあげることが重要です。
自分でできる骨盤や股関節を矯正する体操やエクササイズが紹介されていますので、それらを実践してみるのもよいでしょう。
ただ、我流で行うと返ってずれや歪みが悪化してしまう場合もありますから注意が必要です。
不安でしたら、骨盤矯正専門の整体やカイロプラクティックなどの療法を受けてみるのもおすすめです。
このような対策をとることによって、正座ができるようになってきます。
以上、今回は、正座ができないときの対処法、特に足首、ふくらはぎなどに関する対処法を紹介しました。
最後までごらんになっていただき、ありがとうございました。