「息がしづらい・・・」という悩みを抱えている人がいます。
「咳が出る、痰もからむ、喉や鼻もおかしい・・・」
「病気かな?」といろいろと心配、不安になってしまいます。
病院で検査しても原因がよくわからないという場合もあります。
そんなときは、どうしたらよいのでしょうか?
実際の改善事例がある対処法はあるのでしょうか?
そんなお悩みでお困りの方に向けて、現役セラピストから楽になったという体験談のある使える対処法をご紹介します。
息がしづらくて困っています
息がしづらい・・・という悩みで困っている人たちがいらっしゃいます。
- うまく空気を吸えない
- 深呼吸をしようとしても、うまく深呼吸ができない
- 吸った空気がうまく肺に入っていかない感じがする
- のどにも違和感がある、喉に何か詰まっているような感覚がある
- 動悸もする、心臓がドキドキするときもある
- めまいや吐き気もするときがある
- 部活練習中、仕事中、出かけている最中など息がしづらくなってくる
- 心配、不安が大きくなって、夜寝るときよく眠れないときも増えてきた
あなたも同じような症状でお困りですか?
こんなときどうしたらよいのでしょうか?
何かよい改善策、対策はあるのでしょうか?
病院で検査したけど異常がみつからない・・・
まだ病院で検査されていない場合は、念のため医師やその専門家に相談して、しっかりと検査してもらいましょう。
どこの病院へ行けばいいのか、何科に相談に行ったらよいのかと迷っている人もいるでしょう。
まずは、呼吸器科、循環器科、耳鼻科に行かれて検査されてはいかがでしょうか。場合によっては、心療内科にいかれたほうが良い場合もあります。
病院の呼吸器科、循環器科、耳鼻科、心療内科などに行って検査をしてもらったけど、特に異常が見つからない場合もあります。
異常がないといわれても、息がしづらいという症状は一向に変わりません。
ずっと、息がしづらいという症状に悩み続けていくしかないのでしょうか?
そんなことはありません。
大きく深く息をすることができるようになり、他の症状も気にならなくなった人たちもいます。
そのように楽になった人たちは、どんな対処をしたのでしょうか?
息がしづらいときの、とっておきの対処法とは
いろいろな改善法、対処法が紹介されていますが、ここでは現役セラピストの私が実際に体が楽になったとの感想をよく聞く方法をお伝えします。
病院の呼吸器科、循環器科、耳鼻科で検査しても原因がよくわからない場合は、自律神経のバランスが崩れていることが影響している可能性が高いといわれています。
では、次に自律神経のバランスを自然な状態に近づけることが期待できる方法を紹介します。
その1:不自然な姿勢をとる習慣をやめて、自然な姿勢をとる習慣を身につける
私たちは、つい不自然な姿勢、いわゆる悪い姿勢をとってしまいがちです。
悪い姿勢とは、骨盤が体の後ろ側に傾き、背中が丸くなり、頭(顎)が体より前に出ているような姿勢です。
まずは、このような悪い姿勢をとる習慣を改めて、良い姿勢、自然な姿勢をとる習慣を身につけることです。
良い姿勢とは、骨盤を立てて、肩甲骨を背骨側に寄せて、少し胸を張って、頭が胴体の真上あたりに位置している姿勢です。
その2:背中と胸の筋肉の過緊張を緩める
背中と胸にある筋肉が硬く凝り固まっていると、息がしづらい場合が多くなります。
背中と胸の筋肉が緩んでくると、深く息をすることができるようになります。
特に、背骨のきわ、胸骨のきわが硬くなっている場合が多いのでここをよく緩めます。
それから、鎖骨の下あたり、胸の上の方、わきの近くも硬くなっている場合が多いのでこのあたりもよく緩めます。
その3:お腹の筋肉の過緊張を緩める
お腹にある筋肉が硬く凝り固まっていると、息がしづらい場合があります。
一番下にある肋骨(あばら骨)の下あたり、それと下腹奥が固くなっている場合が多いのでここをよく緩めます。
呼吸するときに大切な横隔膜の動きに影響を及ぼすので、お腹の筋肉の緊張をとりましょう。
その4:後頭部、首の筋肉の過緊張を緩める
後頭部、首の後ろにある筋肉が硬くこっていると、自律神経のバランスに悪影響を及ぼす場合があります。
特に副交感神経のはたらきを邪魔する場合があるようです。
息がしづらいときは、自律神経のバランスが崩れている場合が多いですので、自律神経のバランスを取り戻すためにも後頭部、首の筋肉を緩めてあげることが大切です。
その2,3,4で説明した動作は、自分で行うことが難しいかもしれません。必要ならば専門家の力を借りましょう。
その5:空気を吸うよりも空気を吐くことを意識してみる。また、あばら骨を開くことを意識して呼吸してみる
息がしづらいときは、空気を吸うことを意識してしまいがちですが、一方の空気を吐くことを意識してみると良いです。
細く長く空気を吐いてみましょう。
それから、空気を吸うときは、あばら骨(肋骨)を開くようなイメージを持ちながら行うと良いです。特に上の方にあるあばら骨(肋骨)を頭の方に引っ張りあげるような意識をしてみると、よりいいかもしれません。
ここまで読んでいただきましてありがとうございます。あなたのお悩みが少しでも解決することを願っています。