肩こりで悩んでいる人も多いと思います。

肩こりは肩がつらいだけでなく、いろいろな症状も生じる場合があります。

その1つに、気持ち悪い、吐き気がするというような症状があります。

今回は、このような肩こりと気持ち悪さ、吐き気との関係、および、現役セラピストとしての実体験から得た楽になる方法、解消法、対策などもお伝えします。

肩こりで気持ち悪い、吐き気などの症状があらわれる原因

なぜ、肩こりによって気持ち悪い、吐き気などの症状があらわれる場合があるのでしょうか?

いろいろな原因が考えられるでしょうが、私が考える原因は、姿勢の悪さによる自律神経への悪影響です。



肩こりで悩まされている人は、他の症状にも悩まされている場合が多いです。

首こり、頭痛、耳鳴り、めまい、背中こりなどがあげられます。

これらは、そのほとんどが姿勢の悪さが大いに影響をあたえていると考えます。



なので、肩こりで気持ち悪い、吐き気があらわれるというよりも、

姿勢の悪さによって肩こりになるし、気持ち悪い、吐き気にもなるととらえたほうがいいかもしれません。



肩こりをはじめとするこれらの症状があらわれている人の多くは、肩甲骨が自然な状態に比べて体の外側に広がりすぎているということが見受けられます。

いわゆる猫背、背中が丸まっていると表現されることも多いですね。

このような肩甲骨の状態が長期間続いていると、左右の肩甲骨の間の筋肉やその他の組織が過度に緊張してしまいます。

いわゆる硬くこってしまうという状態です。



さらに、背骨が不自然に曲がってしまい、その中にある自律神経(特に交感神経)に悪影響がでてしまう可能性が高まります。

これらの影響のひとつとして、気持ち悪い、吐き気というような症状があらわれるのではないかと考えます。

肩こりで気持ち悪い、吐き気などの症状を楽にする方法、解消法、対策

体の不調があらわれたときは、やはり病院に行って医師に診てもらうことが必要です。

ただ、肩こりは病院で医師に診てもらっても治るということが難しいという現状があるのではないかと思います。

注射を打ってもらったり、薬を処方してもらうと一時的には症状がなくなったように感じますが、根本的には治っていないので、またすぐに再発する確率が高いです。



では、どうしたら肩こりに伴う気持ち悪さ、吐き気というような症状を楽にすることができるのでしょうか?

さまざまな解消法がありますが、私がおすすめする方法は、左右の肩甲骨の間の筋肉その他の組織の過緊張をとり、背骨を自然な状態に戻すことです。



筋肉その他の過緊張をとる、またはこりをほぐすには、マッサージをする場合も多いと思います。

マッサージも効果が期待できると思いますが、あまり強い刺激を加えないほうがよろしいかと思います。

強い刺激を加えるとそのときは痛気持ちいのですが、結果的に筋肉が硬くなりやすくなってしまうからです。



私がおすすめする解消法・対策は、日常自然な姿勢をとろうと意識するということです。

具体的にどのような姿勢をとるような意識をすればよいのでしょうか。

まずは骨盤を立てるような意識をします。次に、肩甲骨を背骨側に寄せるような意識をします。さらに、あまり下を向き過ぎないように意識するといいでしょう。



それから、体の後ろで左右の手を組んで、肘を伸ばすような動作も行うとよいでしょう。

仕事や家事が一区切りついたら、この動作をするような習慣をつくるとよいと思います。



これらの動作を普段から意識的に習慣化していくことによって、筋肉やその他組織も柔らかくなっていき、背骨も自然な湾曲を形作るようになり、自律神経のはたらきも整いやすくなっていきます。



今回は、肩こりと気持ち悪い、吐き気との関係、および解消法や対策についてお伝えしました。

最後までごらんになっていただき、ありがとうございます。