こたつの入り方によって腰痛や肩こりになってしまう可能性が大きいです。
寒い冬にはこたつから離れられないかもしれません。心地いいので、いったん入ったらなかなか出られないかもしれません。
しかし、その反面、腰痛や肩こりになってしまうリスクもつきものです。
今回は、こたつと腰痛や肩こりについて大切な情報をお伝えします。
こたつでパソコン作業すると腰痛や肩こりになりやすい
腰痛や肩こりの原因となることのひとつに、姿勢の悪さがあげられます。
こたつに入るときは、どうしても姿勢が悪くなってしまいがちです。
こたつに入るときの姿勢としては、脚を伸ばして座って、もしくはあぐらをかいて座って、背中が丸まるような姿勢をとる人が多いと思います。
このような姿勢をとりながら、長時間テレビをみたり、パソコンを使ったり、スマフォを使ったりする人が多いのではないでしょうか。
この姿勢のどこが問題かといいますと、スバリ骨盤の傾きです。
このような姿勢をとるとき、多くの場合骨盤が後ろに倒れ過ぎてしまいます。
そうすると、必然的に背中がまるくなってしまいます。
そうすると、必然的に頭・首が体の前側に出すぎるような形になってしまいます。
また、肩甲骨が体の外側に広がりすぎてしまいます。
このような状態が長時間続きますと、実は、腰・背中・肩・首などの筋肉に非常に大きな負荷がかかることになります。
そして、血流が悪くなり筋肉が過度に緊張して、腰痛や肩こり、さらには首痛、頭痛や他の症状までも引き起こしてしまうことにつながりやすくなってしまいます。
こたつに入るとき腰痛になりにくい座り方とは
では、どのような座り方をすれば、腰痛や肩こりになりにくいのでしょうか?
ポイントは、骨盤を体の後側や前側に傾かせ過ぎずに、できるだけ骨盤をまっすぐに立てることです。
ちなみに、骨盤が立つような自然な状態を確認する方法があります。
それは、膝を床につけて立ちます。このとき、太ももと膝から下の脚との角度が直角・90度ぐらいになるように立ちます。
このような膝立ちをしたとき、もっとも骨盤が自然で楽な状態になるといわれています。
ふだん、座ったり立ったり歩いたりするときに、この膝立ちをしたときの骨盤の状態が再現できると腰や肩にあまり負担をかけることがなくなり、腰痛や肩こりにもなりにくくなります。
もう少し具体的な座り方をしめします。
床や椅子に座るとき、太ももの付け根あたりを接地するように座ります。
表現を変えると、坐骨という骨を境にしたとき、それよりお尻側を接地しないようにします。
このような座り方をすると、腰に負担がかかりにくく、腰痛になりにくくなります。
こたつに入るとき腰痛・肩こりを予防する対策とは
腰痛や肩こりになりにくい座り方をしめしましたが、実際はこたつに入るときはこのような姿勢をとることは難しいと思われます。
ほりごたつタイプのものや椅子に座れるようなタイプのこたつならば、比較的骨盤を立てることができるかもしれませんが、
従来からよくあるような一般的なこたつでは、やはり良い姿勢をとりながらこたつに入ることはかなり難しいことでしょう。
なので、ここは割り切って、こたつに入るときは姿勢が悪くなるから腰痛や肩こりになってしまうかもしれないけど、暖かさや心地よさを優先させるというのはどうでしょう。
そのかわり、テレビ番組に区切りがついたときやパソコン作業で区切りがついたときなどに、筋肉をストレッチしたり動かしてみるという対策はどうでしょう。
ストレッチや運動をするときは、あまり難しく考えずに、今までとっていた姿勢と逆の姿勢をとるとよいと思います。
例えば、今までずっと背中が丸まっているように座っていたら、逆に背中を反らすようなストレッチをしてみるとか
今までずっと下を向いていたら、逆に上を向くようなストレッチをしてみるということです。
このようなシンプルな対策をとることでも、腰痛や肩こりになりにくくなりますので実践されることをおすすめします。
今回は、こたつと腰痛や肩こりとの関係などについてお伝えしました。
最後までごらんになっていただき、ありがとうございました。