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咳がですぎて息が吸えないときは、命の危険を感じてしまいます。

息が吸えないほどの咳がでてしまうときは、どのような対処をとればよいのでしょうか?

また、そのような状態の場合、どんな病気にかかってしまった可能性があるのでしょうか?

咳がですぎて息が吸えないときどうすれば良いか

咳がですぎて息が吸えないほどになってしまったとき、どのような対処をとるのがよいのでしょうか?

こんなときは自分でなんとかする方法を探すよりも、やはり、いち早く病院の呼吸器科や呼吸器内科を受診し、

気管支拡張剤や吸入ステロイド薬などの薬の力に頼ることが必要だと思います。



中には、薬は嫌いだ、副作用が心配だなどの理由で、病院に行くこと、薬を服用することを拒む人もいるかもしれませんが、

息ができないとなると命の危険にさらされるわけですから、薬による強制的な化学変化によってでもいいから、まず楽に呼吸できるようになることを優先させたほうがいいと考えます。

咳がでる、息がしづらいときの病気の可能性

それでは、次に息が吸えないほどの咳がでるとき、どのような病気にかかってしまった可能性があるのか、その症状から考えられる病気をあげてみます。



●運動すると咳が多くでる
●冷たい空気を吸うと咳が多く出る
●痰がでる
●熱がでる

 → 急性気管支炎



●空咳がでる
●突然咳が多くでることがある
●痰はでない
●ゼーゼー、ヒューヒューはない

 → 咳喘息(咳ぜんそく)



●咳が続く。だんだんと咳が激しくなっていく。
●咳をしすぎて嘔吐する場合もある
●無呼吸、顔が赤くなる、目が赤くなるなどの症状も伴う
●比較的、咳が激しくなるのは夜が多い

 → 百日咳



●息をしづらい
●胸が痛い
●熱がでる
●痰もでる
●顔色、特に唇の色が悪い(紫)

 → 肺炎



●疲れが抜けない感じがする、疲れやすい
●熱がでる
●痰もでる、血が混じった痰もでることがある
●食欲がない、体重が落ちてきた

 → 肺結核



●空咳がでる
●痰はでない
●呼吸をしづらい
●顔色、特に唇の色が悪くなる
●めまい、ふらつきがおこることもある

 → 間質性肺炎



●咳がとまらない
●呼吸をしづらい
●痰がでる、血の混じった痰がでることもある
●胸の痛みもある
●体重が減ってきている

 → 肺がん

咳をでにくくさせるために気をつけること

では、次にできるだけ咳がでないようにするために、日常できる対策は何かないのでしょうか?

少しでも咳がでないようにするための対策をあげてみましょう。



まずは、咳の原因となる物質をできるだけなくすこと、それらから遠ざかることでしょう。

咳の原因となる物質とは、タバコ、ほこり、汚れた空気、煙、ガスなどです。

また、掃除をしていないエアコンからでる空気や芳香剤から放たれる化学物質などにも注意が必要です。



次に、食べ物にも気をつけるとよいでしょう。

特に喘息による咳をやわらげることが期待されている食べ物を意識的に摂るとよいでしょう。

ひとつは、オメガ3脂肪酸という比較的やわらかい脂が多く含まれている食品、食材です。

背の青い魚(さけ、いわし、さば、さんまなど)や亜麻仁油などにオメガ3脂肪酸が多く含まれているといわれています。



他には、マグネシウムが多く含まれている食品、食材もおすすめです。

なぜ、マグネシウムかというと、咳がでるときは気管などの筋肉がが収縮・緊張して狭くなってしまっていることが多く、

このマグネシウムは筋肉の収縮・緊張をやわらげる効果があるとされているからです。

豆類、魚介類、海藻にマグネシウムが多く含まれているといわれています。



以上、今回は、咳がですぎて息が吸えないときの適切な対処や病気の可能性についてお伝えしました。

最後までごらんになっていただき、ありがとうございました。