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痛風に女性はならないのでしょうか?それとも、女性もなるのでしょうか?

こたえは、女性でも痛風になります。しかも、近年は女性の痛風患者が増えているとか。

なぜ、増加傾向にあるのでしょうか?

また、女性の痛風に関して注意したいことがあります。どのようなことに注意すればいいのでしょうか?

痛風に女性はならないイメージがありますが・・・

痛風は男性がなる病気で女性はならないというイメージを持っている人がいるかもしれません。

実際は、女性も痛風にかかります。

でも、女性は痛風になりにくいです。

実際に、痛風にかかる割合は、男性が約9割で女性は約1割というデータがあるくらいなので、そのようなイメージを持ってしまうのも無理はないでしょう。



しかし、このデータは昔のもので、最近では痛風になる女性が増えてきているのだそうです。

しかも、20代~30代前半の比較的若い女性が増えてきているようです。



なぜ、このような状況に変わってきたのでしょうか?

次のような原因が考えられています。



そのひとつは、食生活の変化です。

日本の伝統の和食を食べる習慣から欧米食を食べる習慣に変わってきたことです。欧米の食材のなかには、痛風を引き起こしやすい物質が多く含まれているといわれています。



それから、昔と比べてビール、酒などのアルコール飲料を摂取する女性が増えてきたことがあげられます。

こうしたアルコール飲料の中にも痛風を引き起こしやすい物質(プリン体)が多く含まれているといわれています。



他にも、運動習慣がないこと、ストレス過多の生活を送っていることなども原因ではないかといわれています。

痛風に女性がなりにくい原因とは?

とろこで、なぜ、女性は痛風になりにくいのでしょうか?

こたえは、女性特有のホルモンが痛風の要因となる尿酸という物質を排泄するようなはたらきを持っているからです。



痛風という病気は、体内にある尿酸という物質が結晶化してしまい、炎症、腫れ、激痛などの症状をひきおこすものです。

ちなみに、尿酸が結晶化したものが、足の親指などに集まりやすく、足の親指に風が触れただけでも激痛が走るような発作が起こることから痛風と呼ばれているそうです。



なお、尿酸が結晶化したものは、足の親指だけでなく小指など他の指にも集まってしまうこともあります。

また、足だけでなく手をはじめ他の部位にも集まってしまい、炎症がおこったり腫れたりすることもあるようです。

ただし、女性はホルモンの作用によって痛風になりにくいといっても、次のような理由によって痛風になってしまう場合もあるそうです。

遺伝、薬物の影響、痛風の元になる物質(プリン体)が多く含まれる食べ物、飲み物の過剰摂取、閉経などによる女性特有のホルモン分泌の低下



遺伝の影響を回避することは難しいですが、他の要因は意識すれば回避や予防することができる確率が高いです。

痛風を予防するような食べ物(海藻類、野菜類、きのこ類、豆類、果物)を積極的に摂る食生活に改善したり、

女性ホルモンを補うことが期待されるサプリメントや注射などを利用するとよいでしょう。

痛風に女性がならないように注意したいこと

足や手の指や関節に痛みを感じたり炎症がおこったりすると、痛風にかかってしまったかなと思いがちです。

近年、女性の痛風患者が増えてきているといっても、確率的にはまだまだ低いですから

痛風のような症状があらわれても、実は別の病気かもしれません。



次に痛風の症状と似た症状があらわれる病気をあげてみます。

変形性関節炎症、外反母趾、ピロリン酸カルシウム結晶沈着症(偽痛風)、細菌感染、リウマチ、他

このように痛風とは別な病気にかかってしまった可能性がありますから、

症状が気になったら、自分で判断せずに、病院に行って医師に診てもらうことが大切です。

さいごに

痛風は、一時的に激痛を感じますが、次第におさまってしまうことが多いそうです。

そのため、放っておいてしまう人も少なくないようです。



痛風だけにとどまっていればまだいいのですが、合併症が心配になります。

次のような合併症が併発していまうケースが多いようなので、放っておかずに適切な対処をしないといけないですね。

痛風の合併症:
腎臓の障害、尿路結石、糖尿病、虚血性心疾患(心筋梗塞など)、脳血管障害(脳梗塞など)、脂質異常症、高血圧、他



以上、今回は痛風に女性はならないのか?なるのか?その原因や注意事項などについてお伝えしました。

最後までごらんになっていただき、ありがとうございました。