お通じをよくする方法を探していますか?
お通じが悪いと、なんだかお腹のあたりが気持ち悪いし、お腹が張るし、体重も重くなってしまいますよね。
お通じを良くするには何をすればよいのでしょうか。
食物繊維が豊富な食べ物を食べることでしょうか、お腹を”の”の字にマッサージすることでしょうか。
それらの方法も良いと思いますが、もっと効果が期待できる改善方法があります。
それはどんな方法でしょうか?
なぜ、お通じが悪くなってしまうのか、その原因は?
ところで、なぜ、お通じが悪くなってしまうのでしょうか?
いろいろ原因が考えられると思いますが、よくあげられる原因は次のようなものです。
・食事の量が少なすぎる。特に食物繊維が豊富に含まれている食べ物が少ない傾向がある。
・腸内環境がよくない。乳酸菌などの善玉菌の割合が少なく、悪玉菌の割合が多く、悪玉菌が優勢な環境になっている。
・自律神経の乱れ。常に交感神経が優位な状態にあり、副交感神経が本来のはたらきをしていない。副交感神経がよくはたらかないと内臓が動きにくくなってしまう。そのため、大腸の動きも悪くなりお通じが悪くなる。
・過敏性腸症候群、大腸がんなどの病気の影響。
お通じをよくする方法。一般的な対処法
では、お通じを良くするにはどんな方法をとればよいのでしょうか。
一般的には次のような改善方法がよく紹介されていますね。
・食物繊維が豊富に含まれている食材、食品を食べるようにする。
・善玉菌が多く含まれている食材、食品を食べるようにする。
・運動、体操、ストレッチを行う。
・お腹をマッサージする。
これらの方法を実践することも良いと思いますが、現役セラピストである私の観点から、さらに効果が期待できる方法を紹介します。
現役セラピストからの実践的アドバイス
その1:
便秘に良いとされるいろいろな方法を実践してみても、なかなか便秘が改善されない場合は、
そもそも大腸のつくりに問題があるのかもしれません。物理的に便が詰まりやすく、排便しにくいつくりになっているのかもしれません。
上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸に移るカーブをえがいている部分が、不自然にねじれていたりする場合があるそうです。
なので、一度病院に行って腸の検査をされたほうがいいです。
その2:
排便するタイミングを一定にするといいです。
いつも同じ時間に、ある行動をとったらトイレに行くようにするということです。
排便できても、排便できなくても、習慣化して体におぼえさせることが大事だと思います。
その3:
それから、骨盤の状態が大事だと考えます。
腸は骨盤の中にありますので、入れ物である骨盤が歪んでいたら内容物である腸に影響が及ぶ可能性が高くなります。
なので、骨盤の状態を確認して、歪んでいたり不自然に傾いていたらそれを正しく矯正して自然な状態に戻してあげることが大切です。
本格的には骨盤を矯正してくれる専門家の支援が必要になってくるかもしれませんが、自分でも日ごろから骨盤の状態を意識することが重要です。
私のおすすめは、骨盤を立てるような意識をすることです。具体的には、椅子や床に座るとき、坐骨の少し前あたりを接地するように座ることを習慣にすることです。
その4:
トイレにいってもなかなか便がでないときは、S状結腸を刺激すると比較的便がでやすくなります。
S状結腸とは、4つに区分されている大腸の最終部位で、肛門につながる大腸の一部です。
S状結腸を刺激するとその信号が神経を通して脳に伝わり、排便をもよおす信号が逆に大腸に伝わり大腸が排便するように動き出すそうです。
具体的には、骨盤を立てて座り、おへその下あたりを奥まで手のひらでグーっと圧します。
この方法をとることで、比較的便がでやすくなります。
以上、今回はお通じを良くする方法をお伝えしました。
最後までごらんになっていただき、ありがとうございました。