フィッシュオイル、またはその効果が注目されています。
ところで、フィッシュオイル(魚油)にはどんな効果が期待できるのでしょうか?
また、なぜ、フィッシュオイル(魚油)を摂る必要があるのでしょうか?
あなたはご存知ですか?
ここでは、フィッシュオイルを摂ることで得られる期待できる効果と摂らなければならない理由を紹介します。
健康と不健康との差は、フィッシュオイルの差?!
日常、口にしている油を意識したことがありますか?
毎日、どのくらいの量を摂っているのか?
毎日、どんな質の油を摂っているのか?
実は、どのような油をどのくらい、どんなバランスで摂るのかということが、健康的な生活を送るために非常に重要なことなのです。
このことにまだ気づかない人たちは、よくわからない病気に罹ったり、不調に悩まされたり、なんだか元気がでなかったりと不幸な人生を送っている場合が多いです。
一方、日常どんな油を摂っているのかがとても重要と気づいて食生活などを実際に変えた人たちは、今までずっと悩まされていた不調から開放され、健康的になり元気を取り戻し、幸せな人生を送っている場合が多いです。
前者と後者の違いとはなんでしょうか?
そのひとつとして、フィッシュオイルを摂っているのか、摂っていないのかがあげられると思います。
日常、フィッシュオイルを積極的に摂る習慣があると、どんな効果が期待できるのでしょうか?
その主な期待できる効果をみていきましょう。
フィッシュオイルに期待できる効果とは?
期待できる効果その1:
血管が柔らかく、しなやかになり、また血流が改善される可能性が高くなります。
そのため、動脈硬化が発生しにくくなり、動脈硬化を予防することが期待できます。
動脈硬化が発生しにくくなるということは、心臓や脳の血管に関係する病気(心筋梗塞、脳卒中など)のリスクも低くなる可能性があります。
期待できる効果その2:
炎症や腫れを抑える、または炎症や腫れが発生しにくくなる可能性が高くなります。
炎症がおさまる可能性があるということは、アトピー性皮膚炎が落ち着いてくるということも期待できます。
また、腫れがおさまるということは腫瘍が大きくならない、または小さくなるという可能性もでてきます。
期待できる効果その3:
脳の本来の機能を取り戻すことができる可能性が高くなります。
そのなかでも、記憶力や集中力、または感情のコントロール力の回復が期待できるそうです。
なぜ、フィッシュオイルを摂取する必要があるのか?
では、なぜフィッシュオイル(魚油)を摂らなければならないのでしょうか?
その理由をあげる前に、油(脂)について基本的なところを確認しておきましょう。
ひとことで油(脂)といっても、実はいくつかの種類に分類されています。
まず大きく分けて、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸とに分類されます。
飽和脂肪酸とは、イメージ的に硬い脂です。不飽和脂肪酸とは、イメージ的に柔らかい脂です。
飽和脂肪酸は硬い脂なので、常温で固体の状態です。具体的な食材としては、牛肉、豚肉などの肉類や乳製品などです。
一方、不飽和脂肪酸は柔らかい脂なので、常温で液体の状態です。具体的な食材としては、植物油、魚の脂などです。
不飽和脂肪酸は、さらに細かく分類されています。
オメガ3系、オメガ6系、オメガ9系と分類されています。
このうち、オメガ3系、オメガ6系は必須脂肪酸と呼ばれていて、人体内で合成できないので他から摂らなければならない脂とされています。
また、オメガ9系→オメガ6系→オメガ3系の順でより柔らかい脂といわれています。
オメガ3系の具体的な食材としては、魚の油、亜麻仁油などです。
オメガ6系の具体的な食材としては、サラダ油、ゴマ油、紅花油などです。
オメガ9系の具体的な食材としては、オリーブ油、キャノーラ油などです。
では、なぜフィッシュオイル(魚油)を摂らなければならないのでしょうか?
その理由を次にしめします。
理由その1:
まず、私たちが生きていくためには必ず脂が必要だということです。
私たちの体を細かくみていくと、全てが細胞からできています。
その細胞は細胞膜という物質で包まれています。この細胞膜の材料として脂が必須なのです。
脂のなかでも、前述した飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸のオメガ9系は人体内で合成できます。
一方で、不飽和脂肪酸のオメガ3系とオメガ6系は人体内で合成できないので、食材などから摂る必要があります。
フィッシュオイルはこの不飽和脂肪酸のオメガ3系に属しています。
なので、フィッシュオイルを摂らなければならないのです。
理由その2:
それから、私たちが健康的に生きていくためには、より質の良い脂を摂る必要があります。質の良い脂とは、より柔らかい脂のことです。
なぜ、柔らかい脂なのかというと・・・
柔らかい脂があると、柔らかい脂で細胞膜がつくられます。
細胞膜が柔らかいと、細胞同士のやり取りがスムーズに行われます。
細胞同士のやり取りがスムーズに行われると、その細胞でできている組織や器官が本来の機能を果たしやすくなります。
そのため、病気にかかりにくくなり、健康な状態を保ちやすくなるのです。
フィッシュオイルは、柔らかい脂である不飽和脂肪酸に属します。その中でも最も柔らかい脂であるオメガ3系に属します。
これがフィッシュオイルを摂る理由のひとつです。
理由その3:
前述したように、不飽和脂肪酸のオメガ3系とオメガ6系は必須脂肪酸とよばれ、体内で合成できないため食材などから摂る必要があります。
ここで、重要なポイントがあります。それは、オメガ3系とオメガ6系を摂るバランスです。
健康体を保つために望まれるバランスは、オメガ3系とオメガ6系が同じくらいといわれています。
しかし、効率化、安価などを追求してきた現代生活のなかでは、オメガ6系が非常に多くなりバランスが崩れているのが実情です。
このバランスが崩れている状態が続いてしまうと、病気にかかりやすくなったり、健康を回復しにくくなったりしてしまう要因の1つになってしまいます。
したがって、このオメガ3系とオメガ6系のバランスをとって健康的な生活をしていくためにオメガ3系の脂を意識的に積極的に摂ることが必要になってきます。
フィッシュオイルはこの不足しがちなオメガ3系に属する脂です。
なので、フィッシュオイルを日常、意識的に積極的に摂取する必要があるのです。
以上、今回はフィッシュオイルの効果と摂る理由を紹介しました。
最後までごらんになっていただきまして、ありがとうございました。