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お酒に強い人と弱い人にはどのような特徴があるでしょうか?

その特徴を知っておくことによって、お酒による急性の病気やその他の不幸な事故などを防ぐことができるかもしれません。

お酒に強い人と弱い人にはどのような特徴または違いがあるのでしょうか?

お酒に強い人、弱い人の特徴とは?肝臓のはたらきとの関係

お酒に強い人にはどのような特徴があるのでしょうか。
その特徴をあげてみましょう。


肝臓でのアルコールを分解する能力が高い

私たちの体は、お酒を飲むことによって体内に入ったアルコールを排出するための処理をします。

その処理をしてくれる主な臓器が肝臓です。

体に害のあるアルコールは主に肝臓で処理されて、最終的に体に無害な水と二酸化炭素に分解されます。

お酒に強い人は、この主に肝臓で行われるアルコールを分解する能力が高いという特徴があります。


比較的体が大きい

体が大きい人は体が小さい人に比べて、肝臓も大きい傾向があるようです。

例外はあるでしょうが、一般的に肝臓が大きいと、その分より多くのアルコールを分解できることになります。

このような理由から、お酒に強い人は、体が大きい人が多いといわれています。


比較的体が筋肉質

アルコールを代謝・分解する速度は、筋肉の量が多いほどはやまるといわれています。

これも例外はあるでしょうが、お酒の強い人は筋肉の量が多い傾向があるようです。



では、お酒に弱い人はどのような特徴があるのでしょうか。次にその特徴をあげてみましょう。


すぐ顔をはじめ体が赤くなる

お酒に弱い人は、顔や体がすぐに赤くなる人が多いです。

これは、アルコールが水と炭酸ガスに分解される過程で発生するアセトアルデヒドという有害物質の作用で顔や体が赤くなるといわれています。

お酒が弱い人は、この有害物質がなかなかなくならずに体内に長く存在する傾向があります。

このときにその物質の作業の影響で顔や体が赤くなってしまいます。


翌日息がお酒の臭いが残る

お酒に弱い人は、お酒を飲んだ翌日、息が酒臭くなりそれが長く続くという傾向があります。

アルコールを分解する能力が低いと、このような現象もあらわれることになります。

お酒に強い人と弱い人の違いとは?分解酵素の作用の違い

では、次にお酒に強い人と弱い人にはどのような違いがあるのかあげてみましょう。



どのような違いがあるのか?

簡単にいうと、有害物質(アセトアルデヒド)を分解する酵素のはたらきに違いがあります。



ここで、体内に入ったアルコールが分解されるプロセスを簡単に確認しておきましょう。

まずアルコールは、アルコール脱水素酵素によって分解されます。

このときアセトアルデヒドという物質が生じてしまいます。

次に、アセトアルデヒド脱水酵素によってまた分解されます。

このとき酢酸という物質が生じます。

最後に酢酸は体に無害な水と二酸化炭素に分解されます。




実はこのプロセスの途中で生じるアセトアルデヒドという物質は体に有害な物質なのです。

このアセトアルデヒドが体中の血液の中に長く存在していると、その毒性によって脳が麻痺したり、頭痛がしたり、吐き気をもよおすというような症状があらわれきます。

これがいわゆる酒に酔ったという状態です。

お酒に強い人と弱い人とでは、このプロセス中にあるアセトアルデヒドを分解する酵素の能力に違いがあるのです。



なおこの分解する酵素の能力は、生まれつき遺伝で決まってしまっているとされています。

お酒がまったく飲めない人やお酒が弱い人はしょうがないのです。

なので、お酒がまったく飲めない人や弱い人に無理やりお酒をすすめるのはひかえましょう。

そうすることによって、お酒に関係する急性の病気や不幸な事故も未然に防ぐことができます。

お酒に強い人の基準はあるか

ビールをジョッキで何杯飲めたらとか日本酒を何合飲めたらお酒が強いとか、基準はあるのでしょうか?

明確な基準はないのでしょう。

いずれも感覚的な量や相対的な量になってくるからです。



ちなみに、自分はお酒に強いタイプなのか弱いタイプなのかより正確に検査・診断してくれるツールがありますので、その結果をある程度の基準にできるかもしれません。



そのひとつは、アルコールパッチテストです。

消毒用アルコールをガーゼなどを使って皮膚につけてみて、その反応をみるという簡単な検査です。

この検査で、皮膚の色が変化しなければお酒に強いと判断でき、皮膚の色が赤くなればお酒に弱いと判断できるそうです。



その他に、遺伝子を調べることによって酒に対する自分の体質がわかる検査があります。

アルコール(アセトアルデヒド)の分解能力を遺伝子により判定して、お酒に強いから弱いを5つのタイプに分けてくれる検査です。

この検査によって、より正確にお酒に対する判断基準ができるでしょう。

さいごに

私はお酒を飲むとすぐに顔や体が赤くなります。おまけに体がかゆくなります。

私はアセトアルデヒドを分解する能力が低い遺伝子を持っているのでしょう。

私が大学生の時代は、まだまだこのような知識を持っている人が少なく、

お酒に弱いにもかかわらずに先輩などからもっと飲めと命令されて、よく吐いたり具体が悪くなったものです。

急性アルコール中毒やお酒の事故にならなくてよかったと思います。

私のようにお酒が弱い人は注意しましょうね。



以上、今回はお酒に強い人、弱い人の特徴や違いなどについてお伝えしました。

最後までごらんになっていただき、ありがとうございます。