hutsukayoinemui01

二日酔いになると眠いという症状があらわれます。

他に代表的な症状として、頭痛、吐き気、だるい、などがあげられます。

二日酔いの症状があらわれてしまうと仕事にも支障がでてしまいます。



なぜ、二日酔いの症状として眠気が生じるのでしょうか？その原因・理由はなんでしょうか？

また、仕事に支障がでないようにするために、どのような二日酔い対策があるでしょうか？

二日酔いはなぜ眠い、その原因とは？

二日酔いの症状として、なぜ眠くなってしまうのでしょうか？

結論からいうと、質の良い睡眠がとれなくなるためです。



アルコールが体内に入ると、体はアルコールを分解（代謝）しようとします。

体内に入ったアルコールは胃と小腸から吸収されて血液中に吸収されます。



血液中に吸収されたアルコールは肝臓に運ばれて最終的に体に無害な水と二酸化炭素に分解（代謝）されます。

肝臓は一生懸命からだに有害な物質を無害にするために分解（代謝）という仕事をします。

でも、その分解（代謝）する能力の限界を超えたアルコールが体内に入ってくると、処理しきれない有害物質（アセトアルデヒド）が血液によって体中に運ばれてしまいます。

これがいわゆる酔ったという状態です。



処理しきれなかった有害物質は脳にも運ばれます。

脳に運ばれた有害物質は中枢神経を麻痺させます。このとき眠気やだるさを感じることになります。



一方で、アルコールの成分は自律神経の交感神経を活性化させます。

交感神経が活性化されるとは、簡単にいうと興奮状態になるということです。



つまり、眠気が生じるから眠るけど、同時に興奮している状態になってしまうわけです。

これは質の良い睡眠とはいえません。

なので、眠ったはずなのにまだ眠いという感覚になってしまうのです。

これが二日酔いの症状のひとつとして眠くなる理由です。

二日酔いで眠い状態にならない対策は？

では、つらい二日酔いになって頭痛、吐き気、だるさ、眠気などの症状をなるべく生じさせないためにはどのような対策があるでしょうか。

お酒を飲む前やお酒を飲むときに、アルコールの分解（代謝）を促進させる栄養素を積極的に摂るという対策があり、これがおすすめです。



また、空腹時にお酒を飲むと低血糖になるおそれがあり、低血糖になると眠くなったり、だるくなったりしやすくなります。

これを予防するのにも有効と考えられます。



では、どのような栄養素を摂ればよいでしょうか。

亜鉛

有害物質アセトアルデヒドを分解するときに必要になる酵素をつくるときに必要になるとされています。

亜鉛が十分に体内にあると二日酔いしにくいとされています。

牡蠣、レバー（牛、豚）、チーズなどに亜鉛が多く含まれているといわれています。


タンニン

タンニンという成分は、血液中に残っている有害物質アセトアルデヒドと結びついて、それを無毒化するといわれています。

柿に多く含まれているといわれています。


クルクミン

クルクミンという成分は、胆汁の分泌を促進させるはたらきがあるとされており、これによって肝臓の機能を高めてくれるといわれています。

クルクミンが多く含まれているといわれている食べ物としては、ウコンが有名です。

二日酔いで眠い・だるいを解消し仕事するための方法

次に、二日酔いになってしまったとき、どのような対処をとれば比較的やはめに回復することが期待できるでしょうか。

尿や便で有害物質、毒素をできるだけ多く排出する

排尿や排便をすることによって、できるだけ多く毒素を体の外へ排出するといいです。

そのためには、水分を多くとりましょう。

このときとる水分は、スポーツドリンクがおすすめです。

スポーツドリンクは体に栄養素を吸収されやすくなるようつくられていて、しかも体力回復によいとされている栄養素が豊富に含まれているからです。


有害物質を無毒化する栄養素、肝機能を促進する栄養素を積極的に摂る

次のような栄養素を摂ると、比較的はやく二日酔いから回復できるといわれています。

ビタミンＣ

ビタミンＣは有害物質アセトアルデヒドの分解を促進するはたらきがあるといわれています。

二日酔いのとき、大根おろしを食べるといいといわれているのは、このはたらきがあるためです。


メチオニン

メチオニンという成分は、解毒作用があるといわれています。

このメチオニンを多く含むとされてるのが、しじみ（シジミエキス）です。

二日酔いにはしじみの味噌汁がいいとされているのは、このような理由からです。


ビタミンＢ群

ビタミンＢ群も解毒作用があるといわれています。


体がまっすぐになるような姿勢をとる

背中が丸くなっているなど一般的に悪い姿勢とよばれている姿勢をとっていると、眠気が増してしまいます。

体をまっすぐになるような姿勢をとると、眠くなりにくく目が覚めてきます。

骨盤を立てて、背骨をまっすぐにして、少し胸を張るような姿勢をとり、深呼吸をしましょう。



なお、深呼吸をするとき、空気を吸ったあとできるだけ息を止めて、限界かなと思ったときに空気を吐き出すような呼吸をすると、さらに目が覚めてきます。

さいごに

私もかつて会社員だったころに飲みすぎて二日酔いになり仕事に支障をきたした体験があります。

飲んだ次の日仕事しなければいけないにもかかわらずに、ほぼ半日くらいトイレの中で寝ていたという苦い体験があります。



このような知識があれば、事前に適切な対策をとれただろうし、二日酔いの後処理も適切に行えてやはく回復できたと反省しています。

この記事を読まれたあなたは、どうか私のような失態をおこさないでほしいと願っています。



以上、今回は二日酔いになると眠い原因や適切な対策などについてお伝えしました。

最後までごらんになっていただき、ありがとうございました。

関連記事