「前かがみになると腰が痛い!」というような腰痛で苦しんでいる人がいます。

あなたも前かがみになると腰が痛い症状でお悩みですか?

いろいろな治療法、改善法を試しても、このような腰痛がなかなか治らない、良くならないと嘆いている人がいる一方で

けっこう早く、あっさりと治ってしまう、または改善してしまう人がいます。

早く良くなった人は一体何をしたのでしょうか?

ここでは、現役セラピストである私の実体験から、前かがみになると腰が痛いとお困りのあなたに向けて、役立つ情報をお伝えします。

まずは整形外科で検査を

注意:まずは整形外科でちゃんと検査してもらってください!!

まだ整形外科でレントゲンやMRIなどによる適切な検査をしていない場合は、まずは整形外科で医師に診てもらってください。

整体やカイロプラクティックなどの民間療法ではなく、接骨院(整骨院)でもなく、まずは病院に行くべきです。

なぜなら、ちょっとした腰痛など思っていた症状が、実は重症な病気のあらわれかもしれないからです。

念のためです。

前かがみになると腰が痛いときの改善法5つ

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整形外科で検査したけど、腰の骨に異常はなく、他の病気のあらわれでもなかった場合、

「前かがみになると腰が痛い」ときに効果が期待できる治し方や改善法が専門家をはじめ経験者などから紹介されています。

以下にそのような治し方や改善法をいくつかあげてみましょう。


その1:上半身を体の後ろの方へ反らすような体操やストレッチを行う

前かがみになると腰が痛いとき、上半身を体の後ろの方へ反らす動作はほとんど痛みを感じないことが多いです。

体を後ろへ反らしても痛みを感じないとき、この動作をすることで改善、または予防が期待できるそうです。

腰痛の専門家には、この動作を「オットセイ体操」と呼んでいる人もいますね。


その2:お尻にある”仙腸関節”と呼ばれている関節をストレッチする

骨盤という言葉を聞いたことがあると思います。この骨盤は、腸骨という骨と仙骨という骨(と坐骨という骨)で構成されています。

この腸骨と仙骨という骨が連結されているところを、仙腸関節とよんでいます。

この関節が硬くなりすぎて、動きが悪くなってしまうと腰痛を引き起こしてしまう可能性がでてきます。

なので、この仙腸関節の動きをよくするようなストレッチを行うと症状が改善すると期待されています。


その3:過度に緊張してしまった筋肉を緩める

腰に関係する骨や関節に特に異常が見つからない場合、ほとんど筋肉が異常に緊張してしまったことが原因と考えられます。

ひらたく言えば、筋肉が硬くこってしまっている状態です。

腰周辺の筋肉が硬くこってしまっていることがあげられますが、腰以外の筋肉の異常も腰痛を引き起こす要因となります。

お尻の筋肉、太ももの筋肉を緩めることを推奨している人がいますが、私はさらに他の筋肉も緩めると前屈したときの腰痛が改善していくことを実際に体験しています。


その4:体幹を鍛える

体幹を鍛えることがすすめられています。

体幹とは、簡単にいうと手足(腕脚)を除いた胴体の部分ですね。

スポーツ選手なども体幹を鍛えることをすすめている人が多いですね。


その5:体の重心を正常な位置に戻す

物には必ず重心があります。私たちの体にも重心があります。

重心がぶれてしまうと、偏りが生じてしまい、どこかに負荷がかかってしまいます。

私たちの体の重心がずれてしまうと、体のどこかに負荷がかかりすぎてしまい、筋肉が硬くこってしまったり骨が歪んできてしまうおそれが生じてしまいます。

腰痛が発生する要因のひとつとして、この体の重心が狂ってしまったことがあげられます。

狂ってしまった体の重心を元の位置に戻すことは腰痛を改善させることに有効であるとされています。

現役セラピストからの実用的なアドバイス

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以上のような治し方や改善法があげられているわけですが、現役セラピストである私の観点から、早めに腰痛が良くなることが大いに期待できると考える方法をあげてみます。



それは、その3であげた筋肉へのアプローチです。



病院で検査した結果、腰の骨に異常は見つからなかった、さらに他の病気のあらわれでもなかったとき、

そのほとんどが筋肉が異常に硬くこってしまっていることが腰痛の原因であると考えています。

では、どこの筋肉の過緊張を緩めてあげればよいのでしょうか?

以下に私の観点から腰痛の改善が見込まれる部位を紹介します。



まず、お尻にある筋肉です。もっと正確にいうと、お尻の横の方、大腿骨骨頭(大転子)の上あたりにある筋肉のこりをほぐしてやると腰が楽になります。



次に、太ももの内側にある筋肉です。お尻のすぐ下、太もも裏の内側上のほうから太もも内側の膝上あたりにかけてにある筋肉のコリをほぐしてやると腰が楽になります。

特に中腰の姿勢をとると腰がつらいとき、この太もも内側の筋肉のコリをゆるめてあげると楽になります。



次に、ふくらはぎにある筋肉、もしくはアキレス腱です。かかと後ろの上の方といってもいいかもしれません。

ここらへんのコリをほぐしてあげると前屈時の腰の痛みが楽になります。



最後に首の後ろにある筋肉です。腰と離れているため意外に思うかもしれませんが、首の後ろのコリをゆるめてあげると前屈したときの腰痛が楽になる場合があります。



以上、今回は前かがみになると腰が痛いときの対処法、改善法などを紹介しました。

最後までごらんになっていただきまして、ありがとうございました。