「どうしたら巻き肩を改善することができるのかな?」と悩んでいませんか?
- 肩甲骨が本来の位置より体の外側に広がってしまい、背中が丸まっていわゆる猫背と呼ばれている状態になってしまう
- 横から見たときに、頭・首・あごが体よりも前にでてしまっている
- 首の痛みやコリ、肩の痛みやコリ、背中の痛みやコリ、うまく呼吸ができない、息苦しいなどの不調もあらわれる場合がある
- 姿勢が悪くなり、見た目が美しくなく、元気がないようにも見られてしまう
今回は、このようなお悩みをもっているあなたに向けて、大いに改善が期待できる3つの対策をお伝えします。
巻き肩を改善し、元気と自信をつける3つの対処法
”胸コリ”をほぐす
胸ふきんの筋肉にあるコリをほぐして緩めましょう。
胸ふきんの筋肉が硬くこっていることに気がついていない人が多いです。
実は、猫背ぎみの人、肩こりの人、巻き肩の人などは、この胸ふきんの筋肉が硬くこっている場合が多いんですよ。
胸ふきんの筋肉って腕の骨にくっついていることが多いんです。
なので、胸ふきんの筋肉が硬くこってしまうと、腕の骨が体の前側中心の方向にひっぱられるような状態になってしまい、
それにつられて肩が巻いてしまうような状態になってしまうんです。
では、どうしたらいいのか、その具体的なやり方を紹介しますね。
1.鎖骨の端(腕の付け根側)の少し下にある胸の筋肉を反対の手のひらや手指でゆっくりと圧してみます。
2.すると硬くこっている筋肉が確認できると思います。その硬くこっている筋肉を圧したまま前後左右に数回ゆすります。
3.同じようにして、胸の横のあたり、鎖骨の端(胸の真ん中側)の少し下あたり、腕の付け根あたりにある硬くなったコリをほぐして緩めます。
これらの硬くなった筋肉のコリをうまくほぐすことができると、巻き肩が改善しやすくなっていきます。
”てのひら見せ腕ひねり”を習慣にする
腕の付け根を体の外側に向かってひねるようにします。
このとき、てのひらを体の前側に向けるようにします。正面に相手がいるとしたとき、てのひらを相手に見せるような形になります。
巻き肩になっている人は、腕が体の内側方向にひねられているような状態になっています。
上向きで寝ると、自然と手の甲が上になるような状態ですね。
巻き肩を改善するために、今後、これとは逆の状態になるように意識的に変えていきましょう。
では、具体的なやり方を説明します。
1.立っているときは、てのひらを体の前側に向けるようにします。
2.上向きで寝ている時は、てのひらを上側に向けるようにします。手の甲は下側です。
3.このとき、腕の付け根を体の外側方向にひねるようにするといいです。
4.あわせて、肩甲骨を背骨方向に意識的に寄せるようにするといいです。
1~4の動作を普段からできるだけ意識的に行うようにしましょう。
すると、だんだんと巻き肩が改善されるようになっていきます。
ちなみに、肩こりも楽になっていくはずです。
要注意!横向き寝の姿勢
眠るとき横向き寝の姿勢が多い場合は、横向き寝の姿勢に注意が必要になります。
あまり注意していないと、肩が体の前側に入り込んでしまい、巻き肩の状態がつくられてしまいます。
寝ているときは意識がないので、寝返りをしなければ何時間もずっとその巻き肩の状態が続いてしまうことになってしまいます。
では、どうしたら良いのでしょうか?
仰向けで寝ればいいのですが、「寝入り時はどうしても横向きの姿勢じゃないと寝られない」という人も多いですよね。
この場合、頭と首と肩でつくられるL字のようなラインでできる空間を隙間なく埋めるような工夫をすることが大切です。
枕かクッションなどを使って、頭と首と肩でつくられる空間をしっかりと埋めるようにしましょう。
このとき、下になっている肩が巻かないように、また首の骨がベッドや布団と平行になるような高さがある枕やクッションを選びましょう。
大きめのタオルを何回か折りたたんで高さを調節して、頭と首と肩でつくられる空間をうめてみてもいいと思います。
さいごに
巻き肩が改善していくことによってうれしい副作用がおこってきます。
巻き肩を改善していくことによって、胸の筋肉が緩んできます。
胸の筋肉が緩んでくると、肋骨の動きもよくなります。
肋骨の動きがよくなると、肺が膨らみやすくなります。
肺が膨らみやすくなると、より多くの酸素を取り込むことができます。
そうすると、以前よりも元気になっていきます。
巻き肩を改善していくことによって、肩甲骨と背骨の間にある筋肉が緩んできます。
肩甲骨と背骨の間にある筋肉が緩んでくると、頭痛が軽減されたり、吐き気が軽減されたり、自律神経が整ってきたりします。
そうすると、以前よりも不調がでにくくなり健康になっていきます。
このように体にとってうれしいことが起こってきますので、巻き肩を改善する取り組みを習慣にしてみてくださいね。
最後までごらんになっていただき、ありがとうございました。