起きたら首が寝違えたようで、痛みがでて困っていませんか?

  • 朝起きたら、首が痛くなっていた
  • 痛みのせいで、うつむけない、うなづけない、振り返られない、振り向けない、よく体を動かせない
  • 運転が心配、仕事に差し支えるかな、家事できるかな
  • すぐに整形外科に行って、レントゲンを撮ってもらったけど特に異常は見つからなかった。でも痛い
  • 日が経っても、時間が経っても、治らない
  • 首だけじゃなく、背中も痛くなってきた。頭痛もするようになってきた。吐き気もあるような感じ
  • こんなに治らないのは、もしかしたら霊のせい、霊障?



首を寝違えたときって、ちょっと頭や首を動かしただけで痛みをともなってつらいですよね。



今回はそのようにお困りのあなたに役立つ3つの対処法をお伝えします。

「首が痛くて動かせない!」寝違えたとき回復までの時間を劇的に短縮する3つの対処法

”わかってやる”ストレッチ

寝違えたときは、頭や首を動かすと痛みを感じる角度や位置があると思います。

その痛みを感じる角度や位置になるように、あえて頭や首を動かします。



実は、そうすることによって寝違えの痛いがだんだんと軽減していきます。



ところで、痛みって敵だと思いますか?それとも味方だと思いますか?

もし、痛みを感じないとしたら、皮膚が裂けて血が流れても、骨が折れていても気がつかなくなってしまいますよね。

痛みを感じることによって、体におこる危険を教えてくれたり、修復の必要性を知ることができます。

なので、痛みって味方で、しかもとってもありがたい現象なんですよね。



つまり、痛みが伝えようとしているメッセージをわかってやることが大切なんです。

痛みが伝えようとしていることをわかってやると、痛みもその役目を終えて痛みが軽減していくことになります。



では、具体的にどうすればいいのか説明します。

1.頭首を動かしたとき、痛みのでる向きとか角度があると思います。あえて、その痛みのでる向きや角度になるように頭首を静かに動かします。

2.頭や首をこのような向きや角度にすると、このぐらい痛むんだと意識的に現在の状態を確認します。

3.痛みがあらわれる位置で少しじっとしています。そうしているうちにだんだんと痛みが小さくなっていきます。

4.次の可動域まで向きや角度を広げて同じことを繰り返します。

これをやると、だんだんと首をはじめ体が楽になっていきます。

”隠れコリ”を探して緩める その1

首が寝違えたみたいで痛いときは、”隠れコリ”が原因の場合があります。

”隠れコリ”は痛みのでている首以外の筋肉にかくれている場合が多いです。



なので首以外の筋肉の異常を見つけて、そこに対して適切な対処を行います。

そうすると、わりと早めに首の痛みが軽減し、回復していくことが多いです。



首が寝違えたみたいで痛いときは、一般的には首の筋肉にシップをはって様子をみるという対処をすることが多いですよね。

このような対処もいいのですが、それよりも先ほど紹介した、”首以外の筋肉の異常をみつけてそこに対して適切な対処をする”という方法のほうがより効果が期待できます。



では次にその具体的なやり方を説明します。

1.腕の筋肉に異常に硬くなっているところがないか探してみます。

手首から肘までのあいだにある筋肉をよくさがしてみてください。

特に肘の近くに硬くなっているところがある場合が多いです。

手をグーの形にしてギュっと握ったとき、一番盛り上がる筋肉のあたりと、その反対側の筋肉のあたりによくあります。

2.硬くこっているようなところが見つかったら、そこを手のひらや手指でゆっくりと圧します。その圧を加えたまま前後左右にゆすります。

3.このようにして、他に筋肉が硬くなっているところがないか腕の筋肉を探してそれを緩めていきます。

4.次に腕の付け根で背中側に異常に硬くなっているところがないか探してみます。

ちょっとここのへんは、自分の手が届きづらいところなので、できたら家族など他の人に手伝ってもらったほうがいいです。

腕の付け根で背中側(筋肉の名前でいうと、小円筋とか大円筋とよばれている筋肉のあたりです)に硬くなっているところがないか注意して探してみます。

5.硬くこっているようなところが見つかったら、そこを手のひらや手指でゆっくりと圧します。その圧を加えたまま前後左右にゆすります。

6.首の痛みを確認してみます。そうすると、最初より痛みが軽減していたり、頭首を動かせる範囲が広がったりしていることが多いです。

”隠れコリ”を探して緩める その2

上記以外でも、まだ首の痛みに関連していそうな筋肉の”隠れコリ”があります。

その”隠れコリ”を探してそこに対して適切な対処をおこなうと、わりと早めに回復していくことが多いです。



では次にその具体的なやり方を説明します。

1.こめかみやこめかみよりちょっと上のあたり硬くなっているところがないか探してみます。

2.耳の上あたりの側頭部にも固くなっているところがないか探してみます。

3.硬くこっているようなところが見つかったら、そこを手のひらや手指でゆっくりと圧します。その圧を加えたまま前後左右にゆすります。

4.次に、背中の真ん中あたりにある筋肉に硬くなっているところがないか探してみます。

ちょっとここのへんも、自分の手が届きづらいところなので、できたら家族など他の人に手伝ってもらったほうがいいです。

5.硬くこっているようなところが見つかったら、そこを手のひらや手指でゆっくりと圧します。その圧を加えたまま前後左右にゆすります。

6.首の痛みを確認してみます。そうすると、最初より痛みが軽減していたり、頭首を動かせる範囲が広がったりしていることが多いです。

さいごに

首を寝違えたようで首が痛いときは、痛みのでている首の筋肉を直接揉んだり圧したりしないほうがいいです。

なぜなら、痛みが増したり悪化させることになってしまい回復が遅れてしまうからです。



それよりも、先ほど紹介した3つの対処法をやったほうが早めに回復することが多いです。



それから、回復したら、また同じように首を寝違えたような症状にならないようにすることも大切ですよね。

ポイントは、横向きに寝るときの姿勢じゃないかと思います。

枕が低すぎたり高すぎたりすると、横向きで寝たとき頭首に負担がかかりすぎるような角度になってしまいます。

また、肩が体の前側に入り込んでしまうような体勢(巻き肩)にもなってしまいます。



そうすると、筋肉が異常に引っ張られるようになり、それが睡眠中何時間も続いてしまうことになり、

起きたときに、痛みやその他の不調として体にあらわれることになってしまいます。



このようにならないために、首や肩に負担がかかり過ぎないような枕を選びなおしてみてもいいかもしれませんね。



最後までごらんになっていただき、ありがとうございました。