喉が絞まるような圧迫感に不安を感じて悩んでいますか?

他に、喉が詰まる感じ、喉の異物感、のどに何かある感じ、息苦しい感じ、息がしづらい感じなどもありますか?

実は多くの人たちが同じような症状で心配になったり不安になったりして悩み苦しんでいます。



このような症状があらわれる原因はなんでしょうか?

どうしたら喉が楽になり元に戻るのでしょうか?
どのような改善法や対処法、治し方があるのでしょうか?

ここでは、現役セラピストである私の観点から少しでも楽になる方法を紹介します。

なぜ、喉が絞まる感じがするのか?その原因は?

ちなみに、喉が絞まる、喉が詰まる、のどに何かがひっかかる、のどに何かが貼りついているような症状を

西洋医学では、咽頭喉頭神経症、ヒステリー球などという病名がついていて、総称して咽喉頭異常感ととらえられているようです。

また、東洋医学では、梅核気という名で認識されているようです。



では、このような症状があらわれる原因はなんでしょうか?

さまざまな原因が考えられます。
次に考えられる原因をいくつかあげてみましょう。

その1:のどに炎症がある

細菌やウイルスによって、喉に炎症が起こってしまった可能性が考えられます。

また、のど周辺にあるリンパ組織が腫れてしまった可能性も考えられます。

それから、食道に炎症があるときも、のどに違和感をおぼえるときがあるそうです。


その2:なんらかのアレルギー反応がのどにでている

のどの組織がアレルギー反応をしめしているときも、喉に違和感を感じる場合があるようです。


その3:首の骨、頚椎にトラブルがある

首の骨(頚椎)がつぶれていたり、何らかの歪みが生じ不自然な状態になってしまったときも、のどに違和感がでてしまう場合があるそうです。


その4:甲状腺の病気

甲状腺の機能が亢進(はたらき過ぎてしまう)してしまう病気であるバセドウ氏病、甲状腺の機能が低下してしまう病気である橋本病などの甲状腺の病気にかかってしまった可能性が考えられます。


その5:食道や咽頭や喉頭に腫瘍がある

咽頭(のどの上の方)や喉頭(のどの下の方)または食道に腫瘍ができてしまったときも、のどの違和感を感じる場合があるそうです。

悪性腫瘍の場合は、他に難聴、耳鳴り、頭痛、扁桃腺の腫れ、物を飲み込みにくい、出血、体重減少などの症状を伴う場合があります。


その6:自律神経のバランスが崩れている

自律神経のバランスが崩れてしまっている(交感神経のはたらきと副交感神経のはたらきがおかしくなっている)場合も、のどの詰まり感じ、違和感を感じるときがあります。

自律神経のはたらきが乱れているかなり多くの人にこのような喉のトラブルが生じています。

現役セラピストからの実用的なアドバイス

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では、どのように対処したらよいのでしょうか?

まだ病院で検査していない場合は、まずは病院に行って適切な検査を受けることをおすすめします。

体に何か症状があらわれたときは、多くの人がインターネットなどによってその症状や関連する病気のことを調べてしまいますが、あまり素人判断をしないで医師に診てもらうことが大切です。



病院で検査をしたけれども、特にのどに異常は見つからずに、他の病気のあらわれでもなかったという人も多いでしょう。

特にここで取り上げている「喉が絞まる、喉が詰まる、のどに違和感がある」という症状に関しては、病院で検査しても現代医療の範囲では異常が見つからない場合が多いようです。

では、一体どうしたらよいのでしょうか、何か他に良い対処法、改善法、治し方はないのでしょうか?



そのように困っている人に向けて、現役セラピストである私の体験から、楽になったという評判がある改善法を紹介します。

その1:頭の横(側頭)こめかみあたりの緊張をとる

なぜ頭の横?と思う人もいるでしょう。でも、頭の横、こめかみあたりと首は大いに関係があります。

頭の横(側頭)、こめかみあたりの筋肉が硬く緊張してしまうと、首の筋肉にもその影響が及ぶ場合が多いです。

首の筋肉が過度に緊張しすぎてしまい、喉が絞まる感じがするときがあるようです。

これを解消する手段のひとつとして、側頭およびこめかみあたりの筋肉を緩めてあげると首の緊張が取れることが多く、喉が締まる感じが緩和されることが多いです。


その2:肩甲骨内側の緊張をとる

その1と同じように、肩甲骨内側にある筋肉の過緊張も首の筋肉に影響を及ぼす場合があります。

なので、肩甲骨内側にある筋肉の過緊張をとってあげると、首の筋肉の緊張も少なくなり、のどの詰まる感じがやわらぎ楽になる場合が多いです。

また、肩甲骨内側の稜線の横、背骨(胸椎の3番目~5番目あたり)の横などにある筋肉のコリを緩めてあげると自律神経のはたらきを整える効果が期待できるようです。

主に副交感神経のはたらきを正常に戻すようなはたらきかけができるようです。


その3:正しい姿勢、深呼吸をする習慣を身につける

私は現場で実際に喉の違和感がある人が改善するようなサポートをしているわけですが、喉の違和感の原因で多いのは、やはり自律神経のバランスが崩れてしまったことがあげられると考えています。

なので、自律神経のはたらきを整えてあげることが、喉が締まる感じ、のどが詰まる感じを小さくしてくことが多いと考えています。



自律神経のはたらきを整えるやり方の基本は、正しい姿勢をとる習慣を身につけることと深呼吸をする習慣を身につけることです。

正しい姿勢とは、簡単にいうと背骨をまっすぐ(自然な湾曲)にすることです。また、深呼吸は難しく考えずに長く細く空気を吸うはくという動作を行うことです。

ばかにせずにちゃんと実践し続けていくと、うれしい変化があることがわかってくると思います。



以上、今回は、喉が締める感じがするときの対処法、治し方などを紹介しました。

最後までごらんになっていただき、ありがとうございました。