しゃっくりの止め方がたくさん紹介されています。
驚かす、水を飲む、深呼吸をするなどの止め方は昔からよく知られています。
しゃっくりの止め方のなかには、呪文のような言葉を言うという方法もあげられることもあります。
そのようなやり方で本当にしゃっくりが止まるのでしょうか?
もっと医学的、科学的に根拠のある止め方はないのでしょうか?
しゃっくりの意外な止め方。呪文のような言葉で止まる!?
呪文のような言葉を使ってしゃっくりを止める方法がよく噂されているようです。
次のような言葉がよく使われているようです。
よく使われている言葉は、
- だいず
- むらさき
- きいろ
- むらさきいろ
などです。
これらの言葉を使って、質問をしたり、呪文を唱えるように何回も繰り返し一気に言うというやり方です。
このような言葉を使うことで、本当にしゃっくりが止まるのでしょうか?
ウソだと思って試しにやってみたら、本当にしゃっくりが止まって驚いた。などという感想を持っている人が多くいます。
なぜ、このような言葉を使うとしゃっくりが止まることがあるのでしょうか?
考えられる理由は、言葉に関係なく質問をすることによって脳内で思考のプロセスがはじまり、
しゃっくりがでてしまう、もしくはしゃっくりが止まらないという意識が、その思考のプロセスに移行するからではないかといわれています。
また、ある言葉を一気に何度も繰り返すことによっても、しゃっくりという現象から意識がシフトできるからではないかといわれています。
しゃっくりの止め方。医学的な根拠がある止め方とは
では、もっと医学的、または科学的な根拠があるしゃっくりの止め方は何かないのでしょうか?
そのひとつに、耳に人差し指などの手の指を入れて、そのまま数分間耳の中を指で押し続けるという方法がよく紹介されています。
けっこう多くの人がこの方法でしゃっくりが止まったという体験をしているようです。
なぜ、耳の穴に人差し指を入れるとしゃっくりが止まることがあるのでしょうか?
その前に、なぜ、しゃっくりという生理現象が起こるのでしょうか?
一般的には横隔膜が痙攣することによって声帯が閉じてしまうことが原因といわれています。
これらの生理現象が起きているとき、頭の中にある延髄という器官が異常に興奮した状態になります。
延髄は耳の奥付近に位置しており、耳の穴を指で押すことにより圧力が加わり、その力が延髄に伝わり延髄の興奮を治めるからという理由があげられています。
私がおすすめする、しゃっくりの効果的な止め方
”だいず、むらさき、きいろ、むらさきいろ”などの言葉を使ったしゃっくりの止め方、また、耳の穴を指で押す止め方もいいと思いますが、
ここで、私がおすすめするしゃっくりの止め方を紹介します。
私の経験では、ほぼ100%しゃっくりが止まります。しかも即効で止まります。
では、次にそのやり方を説明します。
まず、逆腹式呼吸をします。
通常、腹式呼吸を行うとき、空気を吸うときお腹が膨れます。
逆腹式呼吸では、空気を吸うときお腹を膨らませずに逆にお腹を少し凹ませます。
空気を吐くときはお腹を自然な状態にさせておきます。
次に、横隔膜を意識します。
ちなみに横隔膜とは、体内にあって胸部と腹部を分ける、いわば膜のような筋肉です。
横隔膜が上下によく動くことで深い呼吸ができます。
この横隔膜の存在を意識します。
意識することが難しいかもしれません。なので、横隔膜はこの辺にあるのかな?とか、今どんな状態なのかな?などと注意を向けようとするだけでもかまいません。
やり方はこれだけです。
これがうまくできると、しゃっくりがほぼ100%しかも即効で止まります。
赤ちゃんや小さい子供のしゃっくりを止めたい場合もあるでしょう。
そんなときは、赤ちゃんや子供のしゃっくりを止めたい人(親など)が赤ちゃんや幼児の横隔膜を意識してあげます。
自分ではなく他人の横隔膜を意識するなんて難しいかもしれませんが、
これもうまく意識できると赤ちゃんや子供のしゃっくりがとまることが多いです。
ちなみに、私の子供が小さいときは、よくこの方法でしゃっくりを止めていました。
かなり高い確率で子供のしゃっくりが止まったことを記憶しています。
以上、今回は、しゃっくりの止め方をいくつか紹介しました。
最後までごらんになっていただき、ありがとうございました。