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背中が苦しいですか?

背中が苦しかったり、痛かったりして困っている人は多いです。

背中にあらわれている症状が、実は内臓などの病気の可能性も考えられます。

原因を知って、危険を回避したいですね。

では、背中が苦しいときは、どんな原因が考えられるのでしょうか?

後半には、病気が原因ではないけど、背中が苦しいときの役立つ対処法なども紹介します。

背中が苦しいとき、考えられる原因は?

さて、背中が苦しい時は、どのような原因が考えられるのでしょうか?

やはり一番考えられる原因は、背中の筋肉が過度に緊張してしまっていることだと考えます。

いわゆる、血流が悪くなり凝ってしまって硬くなってしまっている状態です。

ちなみに、背中が凝り固まってしまったとき、吐き気をもよおす場合もみうけられます。特に肩甲骨の内側が硬くなってしまった場合が顕著に吐き気があらわれる傾向があるようです。



背中が苦しいから背中に問題があると思いがちですが、実は、背中以外の部位の問題が原因の場合も多いです。

首こり、肩こり、腕のこり、腰のこり、お尻のこり、脚のこり、他にも一般的には思ってもないような体の部位の問題が背中に悪影響を及ぼしてしまうことが少なくありません。

私は現役セラピストとして人々の健康サポートをしているわけですが、多くの事例に携わってきた経験から、この関係がはっきりといえます。



さらに、背中のこりをはじめ、いろいろなところのコリは、やはり不自然な姿勢をとる習慣が原因の場合が非常に多いです。

特に現代社会の中でくらしている私たちは、パソコンなどのデスクワークが多いこと、スマートフォンやタブレット端末を使用する頻度が多いことなどの理由から

どうしても下を向いて、背中が曲がっているような姿勢をとりがちになってしまいます。

そのような姿勢を長い時間とっていると、どうしても背中に負担がかかり、血流も悪くなり、背中の筋肉が異常に緊張してしまうことにつながってしまいます。

背中が苦しいとき、臓器の影響の可能性は?

では、背中が苦しいとき、筋肉の異常な緊張以外には、どのような原因が考えられるでしょうか?

私たちの体の中にはいろいろな臓器がありますが、やはり背中に近い臓器の影響が背中に現れる場合があるそうです。



背中の左側が苦しいときは、左側にある臓器が不調であるあらわれかもしれません。

左側にある臓器は、左の腎臓、膵臓の一部、胃の一部、心臓の一部、左の肺などがあげられます。

背中の右側が苦しいときは、右側にある臓器が不調であるあらわれかもしれません。

右側にある臓器は、肝臓、胆のう、十二指腸、右の腎臓、すい臓の一部、胃の一部、右の肺などがあげられます。

背中の真ん中が苦しいときは、真ん中近くにある臓器が不調であるあらわれかもしれません。

真ん中近くにある臓器は、心臓、胃、すい臓などです。



また、背骨の病気の可能性も考えられます。



なお、臓器の不調が問題で背中になんらかの症状があらわれる場合は、立っていても、寝ていても、動いみても背中が痛いとか違和感があるそうです。

逆に言うと、背中に痛みや苦しさ、または違和感があるとき、体勢を変えたらそれがなくなるような場合は、臓器の問題ではなくて、背中の筋肉や靭帯その他の組織の問題の可能性が高いそうです。

なので、体勢を変えても、背中の痛みや違和感が変わらない場合は、病院に行って臓器の病気にかかっていないかどうか、医師に診てもらったほうがいいです。

背中が楽になる簡単な対処法とは

では、次に背中が苦しいから病院で検査したけど、特に病気が原因ではなかったという場合、どのような対処をすれば体が楽になるのかお伝えします。



背中が苦しいとき、悪い姿勢をとることが習慣になっている場合が多いです。

なので、この悪い姿勢をとる習慣をやめ、良い姿勢をとる習慣をはじめることをおすすめします。



では、背中が楽になる良い姿勢とはどんな姿勢でしょうか?

そのポイントの1つは、骨盤を立てるように意識した姿勢です。

背中が凝ってしまって、苦しくなっているときは、骨盤が体の後ろ側に倒れていることが多いです。

骨盤が体の後ろ側に倒れている状態だと、骨盤の上のほうでくっついている背中の筋肉が常に引っ張られるようになり、それが長く続くと凝って硬くなってしまいます。

ちなみに、骨盤の右側が後傾しているときは、背中の右側が凝ったり、盛り上がったりすることが多く、骨盤の左側が後傾しているときは、背中の左側が凝ったり、盛り上がったりすることが多いです。

いつも、どちらかの脚を上にして脚を組むような癖がある場合に、このような左右差があらわれるようです。



なので、脚を組む、あぐらをかく、体育座り(運動座り)、横座りなどをやめ、骨盤を立てるように意識することが大切です。

骨盤を立てるには、坐骨の少し前あたりを床や椅子につけて座るようにするといいです。



次のポイントは、肩甲骨を背骨側に寄せるように意識した姿勢です。

背中がこってしまって、苦しくなっているときは、肩甲骨が体の外側に開きすぎていることが多いです。

肩甲骨が体の外側に開きすぎている状態だと、肩甲骨の内側にある筋肉(左右の肩甲骨の間にある筋肉)が常に引っ張られるようになり、それが長く続くと凝って硬くなってしまいます。

なので、肩甲骨を背骨側に寄せる意識をした姿勢を心がけることが大切です。

このときさらに、腕の付け根を体の外側方向にねじるようにすること、少し胸をはる(胸を開く)ようにすることも大切です。



以上、今回は背中が苦しい原因や簡単にできる対処法などについてお伝えしました。

最後までごらんになっていただき、ありがとうございました。